コラム
  • 公開日: 2020/8/11

【連載】ナースの転職知恵袋

看護師が転職する際の履歴書の中身にせまる~ポイントをおさえて内定ゲット~

看護師が転職する際の履歴書の中身にせまる~ポイントをおさえて内定ゲット~

私たち看護師が転職する際に必要とされる「履歴書」。一般的な転職活動と看護師の転職時の履歴書は、おさえるべきポイントが違う部分があります。今回は看護師が転職をする際に重点的におさえてほしい「志望動機」「自己PR」「趣味・特技」の3点を、文例とともにご紹介します。

採用担当者はここを見ている!履歴書の基本的なマナー、5つのポイント

中身と同じくらい大切なのが、履歴書のマナー。いくら中身が素晴らしくても、一つでもマナーに欠ける点があると、印象が減点されてしまいます。以下に基本的な履歴書のマナー5点をご紹介します。こちらについては最低限クリアし、好印象な履歴書を書いてくださいね。

1)丁寧に心を込めて記載する

字の上手い下手はありますが、大切なのは、丁寧に書いているかどうか。転職の意欲を感じることができるよう、落ち着いた環境で、丁寧に記載することを心がけましょう。

2)ひらなが・カタカナを正しく記載する

氏名欄に「ふりがな」と記載があればひらがなで、「カタカナ」と記載があれば、カタカナで記載しましょう。基本的な点ではありますが、誤った記載があると「ミスが多い人なのかな?」と考える採用担当者もいます。

3)誤字・脱字・日付のあやまりがない

こちらも基本中の基本ですが、誤字・脱字・日付等、ミスのないよう確認を行いましょう。間違えた際は、修正液等は使用せずに、書き直すことがベターです。

4)です、ます と である、だ が混在していない

使い分けができていないと読みづらかったり、印象が変わったりということもあります。履歴書に書く文章は、敬体(です、ます)と常体(である だ)は統一させましょう。

5)好印象の写真を添付する

写真がイメージに与える影響は非常に大きいです。スーツを着用して髪を整え、口角をあげるなど、やる気と清潔感をアピールしましょう。写真を撮影する専門店でプロに撮影してもらうと、よりよい写真になるよう、様々アドバイスをしてくれるのでおすすめですよ。

志望動機はどう書く?

履歴書の基本的なマナーを抑えたところで、次はメインの志望動機!履歴書の肝となる部分ですので、よく考えて記載しましょう。記載例とともにおさえるべきポイントをご紹介します。

志望動機 記載例

貴院の理念に共感し、また認知症患者様への看護について、専門性をもって提供したいと考え志望しました。

貴院は市内で唯一、認知症疾患医療センターに認定されており、入院から退院後まで多職種と連携し継続的な取り組みを行っています。また研修会や認知症講座、普及・啓発活動など地域連携に力を入れている点についても魅力を感じました。 認知症患者様への看護について、幅広い視点と専門性をもって働きたいと考え、志望するに至りました。

おさえるべきポイント

転職の場合、仕事への意欲や態度はもちろんですが、どの分野での仕事を希望しているのかという点が重要視されるポイントの一つです。「理念に共感し」等の一般的なうたい文句にプラスして、その病院ならではの特色とあなたがやりたい看護について、理由ともに記載しましょう。

「この病院で働きたい」という熱意と具体性が伝わりますよ。

自己PRの書き方

働きたいという熱意を志望動機で伝えることができたら、次は自己PRです。抽象的すぎず、具体的なエピソードを盛り込みながら記載することが重要です。記載例とおさえるべきポイントを見ていきましょう。

自己PRの記載例

私は他者に寄り添い、傾聴・共感する力には自信があります。前職では、内科慢性期病棟で3年間勤務しており、忙しく業務に追われることもありましたが、患者様の病気や治療に対する考え、ご家族の思いを汲み取ることができるよう意識して声掛け、対応を行っていました。

患者様やご家族から「あなたには話せる、いつもありがとう」等のお言葉をいただくことも多くありました。この強みを生かし、今後も患者様と家族に寄り添い、傾聴を行うことに努めていきたいと考えています。

おさえるべきポイント

自分のPRポイントは何か、結論を先に記載して理由を後に記載すると採用担当者は理解しやすくなります。記載の順番を意識しましょう。また転職の場合、前職の職務内容も重要視されるため、前職の経験を盛り込みながら自己PRにつなげることが重要です。転職先の特徴を踏まえたうえで、転職先で活かすことのできる内容を記載することを心がけましょう。

趣味・特技は何を書けばいい?

一見、転職とはあまり関係のない項目と思われますが、趣味や特技からあなたの人柄を判断したり、話が膨らんだりすることもあります。あなたの興味のある分野について、記載しましょう。

趣味、特技の記載例

ジョギング 早朝や休日にジョギングを行っています。

おさえるべきポイント

趣味がたくさんある方もいらっしゃるかと思いますが、履歴書における趣味・特技の欄は基本的に小さいことが多いです。記載したいものを絞り込んで1つ、多くても2つまでの記載にとどめましょう。

また「パチンコ」「ギャンブル」等イメージダウンとなるような趣味は書くことを控えるのがベターです。趣味がない場合は、自分が好きなことや行動の傾向から、「ものづくり」や「ペットの世話」「掃除」などと書いてみてもよいでしょう。「特になし」とは記載せずに、何か1つ書いてくださいね。

ポイントを抑えて内定ゲットへ!心惹かれる履歴書を書いてみよう!

履歴書の書き方について、具体的にイメージできましたか?あなたがどうして転職したいのか、いままでどのような経験を積んできたのか等、あなたの良い点を盛り込んで採用したいと思ってもらえる履歴書を書いてみてくださいね。応援しています。 

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