• 公開日: 2019/9/20
  • 更新日: 2020/1/14

今の給料で満足?看護師の年収が高い働き先3選

一般女性と比べ、比較的お給料が高いといわれている看護師という職業。活躍の場所もさまざまです。

今回は、そんな看護師の働き方の中でも、身体への負担が少なく「比較的高給与な職場」を3つご紹介していきます!

 

美容クリニック看護師

美容クリニックでは、夜勤がなく日勤のみの場合がほとんどです。看護師の給与も比較的高めに設定されており、売り上げによってはインセンティブをもらえる職場もあるため、高給与が期待できるでしょう。

美容クリニックでの仕事内容

美容クリニックでの看護師の仕事は、診療のサポートがメインですが、脱毛器、美顔器などの機械類の操作、注射や整形手術の介助、手術で使う医療器具の滅菌業務も行います。

初診時のカウンセリングやプランの説明など、病院に勤務する時には発生しない業務も多く、受付や電話応対、院内清掃、病院のホームページやブログの更新を看護師が行うクリニックもあります。

美容クリニックはこんなナースにおすすめ!

美容整形時には医師の介助や医療機器の管理を行います。そのため、オペ室の経験がある看護師は特に重宝されます。ですが、多くの場合は未経験者でもOKです。

また、美意識の高いお客様への接客業務も行うため、美容に興味があり、患者さんへのこまやかな配慮やコミュニケーション力がある方が向いています。患者さんへ合わせたプランの提案ができたり、目標に向かって努力できたりする方におすすめな職場です。

 

訪問看護師

訪問看護の給料については地域や職場による差があるのが実態のようです。平均をとると、だいたい看護師の平均年収と同じぐらいですが、夜勤がないことがほとんどなので、夜勤をしないで、今の給料がキープできるのであれば、十分だと考える人もいます。

訪問看護での仕事内容

自宅で療養している患者さんや障害をお持ちの方を訪問し、ケアをするのが訪問看護の仕事です。具体的には、体温、脈拍、血圧のチェックや健康状態の観察、栄養管理、注射や点滴、呼吸ケア、緩和ケアなど、医師の指示に基づいた処置を行います。

そのほか家族へのサポートとして、薬の説明や服薬指導、介護に関する指導や予防、悩みへの対応なども行います。いずれにしても患者さんの治療内容や体の状態によって、対応する処置や対応は異なります。

訪問看護はこんなナースにおすすめ!

病院では何かとバタバタと仕事をしてしまいがちですが、訪問看護では患者さんの一人ひとりにしっかり向き合うことができるため、深い看護を提供したいと考える方に向いています。

しかも、患者さん本人や家族に療養方針を伝えたり、要望について伺ったりしながら信頼関係を築いていかなければならないため、コミュニケーション力がある方も活躍が期待できます。また、幅広い医療行為に対応し、現場で判断する必要があるため、最低でも3~5年以上の看護師の経験や医療知識が必要でしょう。

訪問看護は比較的新しい事業ですが、需要の高まりもあり、ブランクのある方や経験の浅い方に研修などを提供し、育成することも検討されています。そのため、訪問看護師のスペシャリストとしての道を目指すことも可能ですし、ケアマネジャーの資格を取得し、キャリアアップも狙えます。自分が事業所を経営することも夢ではありませんよ。

 

夜勤専従看護師

「夜勤=しんどい」と考えがちですが、それは日勤と夜勤の両方をこなしているからです。夜勤専従の看護師になってしまえば、夜勤を中心に生活を整えればよいので、逆に体調を整えやすいともいわれています。給料については、夜勤手当がつくので高収入が期待できます。自分の希望によっては、週休4日という働き方も十分に可能です。

夜勤専従看護師での仕事内容

夜勤専従の看護師の仕事は、日勤+夜勤で働いている看護師の夜勤時の業務と同じです。

具体的には、巡回や処置、医療機器の管理、バイタルチェック、おむつ交換、体位変換、ナースコールへの対応などです。日勤よりも看護師の数が少なく、病院によっては一人体制の場合もあるので、患者さんの容態が急変した時や状態が悪くなった時の判断力と「何とかしなくては」という責任感が必要になります。

夜勤専従看護師はこんなナースにおすすめ!

夜勤専従というと「高給」というのがすぐに浮かびます。もちろん、夜勤手当などがつくため、非常勤でも1勤務3万円以上と、給与が高いのが特徴です。

夜勤専従となれば月9~10回勤務で月給35万円~40万円も珍しくありません。そのため、留学などを予定していて、短期間で効率よく資金を貯めたい方にはおすすめです。また、夜勤のみの業務もあり判断力が必要なため、スキルアップしたい方にも良いかもしれません。

ただし、夜勤のみで日勤+夜勤より体調を整えやすいとはいえ、夜は体を休めるという自然なサイクルに逆らって働き、拘束時間も長いため、ホルモンバランスや自律神経を乱しがちです。そのため、うまく体調管理をしていける方には良いかもしれません。勤務日数が少ないため、子どもが小さいうちは夜勤専門の方が生活を回しやすいという人もいます。

 

高収入を目指して転職するのもあり!

高収入な転職はスキルがないと難しいと思っていたら、そうでもないようです。看護師として働く場所は病院だけではありません。

夜勤をしなくても、また夜勤の専門として働くことで、収入アップは十分に狙えます。収入にこだわって転職するのも、看護師としての1つの道ではないでしょうか?

 

この記事を書いたのは

mathy

日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たしました。オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動しています。

イラスト・k.nakano

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