近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日に制定された「看護の日」。
ナース専科では2018年から、「看護師という仕事のやりがいや、価値提供の大きさを振り返る」「様々な角度から看護を考える」を目的に、看護師のみなさんからご応募いただいた実話を基にしたナース漫画を制作してきました。
今回は「看護の日」に合わせて少し視点を変え、「患者さんから見た“忘れられない看護師さん”」のお話をお届けします。いつかの看護が、誰かの何かに繋がったかもしれない…看護師という仕事の影響力、そして価値提供の大きさを改めて教えてくれるエピソードばかりが集まっています。
病を宣告された帰り道、父がつぶやいたのは、思いがけない、でも納得の一言でした
#1『素敵な看護師さんに出会った日①~④』
エピソード提供者:akikantarou さん
作画:田辺ヒカリ
患者さんにとって“悪い日”になってもおかしくなかった日を変えたのは、診察室に同席してくれていた看護師だった―…
待合室でのほんの一コマが、ここまで患者さん・ご家族を支えたのか…と感動したエピソードです。
終わりの見えない糖尿病治療、かかりつけクリニックで思わず声を荒げてしまい…
#2『静かなエンジェルスマイル』
エピソード提供者:ひぽたん さん
作画:しろくま
頭ではわかっていても、治療は辛いし大変、制限のある生活はストレスも溜まる。
その“地味”で長期的な辛さを汲み取り、医師と連携し、治療に反映させた看護師に、患者さんはどれだけ救われたのだろうと思うのです。
いつ死ぬかわからない、そんなときに“未来の日”の話をしてくれたことが、嬉しくて
#3『姉へのクリスマスプレゼント①~②』
エピソード提供者:まきゃちん さん
作画:くもやあきこ
緩和ケア病棟で、最後の時を待つ日々に、患者さんとご家族がすっかり忘れてしまっていた「先の日の楽しい予定を考えること」。
そこに上手く介入した看護師の行動が、どれだけの力を与えたのか…それはきっと、この看護師の想像を超えたものだったと思います。
高校生の時、祖父が病院で亡くなった―でもその日は、私にとって大事な日になりました
#5『私が看護師になろうと決めた日』
エピソード提供者:あび さん
作画:なぎり京
将来の職業なんて、まだそんなに考えていなかった高校生が、祖父の看取りを通して“看護師”とはどんな仕事なのかを知ったエピソード。
誰しもが、いつの間にか誰かの進路選択のきっかけになっているのかもしれません。
胃カメラ検査に訪れたクリニックが、今も心の拠り所です
#4『胃カメラ検査時の看護師さんのやさしさに感動』
エピソード提供者:にーた さん
作画:しろくま
育児で悩んでいたときに受診したクリニックで、看護師からかけられた温かい言葉が忘れられない―
病気に直接は関係のないことでも、すべてが患者さんの毎日だと改めて思いました。
ナース専科公式インスタグラムでは、看護師視点からの「忘れられない患者さん」や、患者視点からの「忘れられない看護師さん」などの実話エピソードを基にしたマンガを多数配信中です。ぜひ覗いてみてください。