回答にご協力いただきました先輩ナースの皆さん、ありがとうございました!
質問1:申し送りは得意ですか?
申し送りが苦手なのは、新人ナースだけじゃない!?実は、約7割の先輩ナースも「申し送りが苦手」という驚きの結果が。
どういった点が苦手なのかを詳しく聞いてみたところ、共通していたのは「要点を簡潔にまとめられない」から「だらだらと長くなってしまう」パターンや、「緊張してしまう」から「うまく喋れない」パターン、「優先順位をつけるのが苦手」だから「話す順番がごちゃごちゃになって伝わらない」パターン。大きく分けると、多くの先輩ナースもこれらの要素に悩まされているようです。
完璧な申し送りは出来なくても、「ここさえ押さえていれば大丈夫!」という項目は必ずあるはずです。先輩ナースが「これはしっかり送ってほしい!」と思っている情報は何か聞いてみました。
質問2:申し送りで「これはしっかり送ってほしい!」と思う情報は何ですか?
■ポイント1:記録にあることは送らなくても大丈夫
記録がまだならバイタル。とくに発熱、血圧の変動。いつもと違う様子があったならそのときの様子。
記録に書いてない事
■ポイント2:「いつもと違うこと」は絶対に!
変化があったこと。薬の量や状態の変化など
状態が変化した後の経過・対応をどうするか。継続して対応すべきか。家族にどう対処したか等
悪化する可能性のある情報、命に関わる予測できる情報。的確なアセスメントのポイントをおさえた情報。
■ポイント3:新しい指示は確実に!
医師からの指示。正常ではないバイタル。今後の注意するポイント。
先生から指示や急変時の状態など
中止の薬や点滴の滴下スピード等。
■ポイント4:全員が同じ対応を出来るように
重傷者と変化のあった患者さんについて、家族からの伝言や苦情など、みんなで共有しておきたいこと
トラブルがあったときの対応
■ポイント5:何より大事なのはコレ!
事実。感想や思った事は伝えなくても良いのでは。
客観的な事実。SOAPで送ってほしい。まずは結論から送ってほしい!
実際に先輩ナースが申し送りで気をつけているポイントは…? 次のページへ