まなび
  • 公開日: 2026/7/1

【必修】第116回看護国試対策│第115回傾向分析&オリジナル予想問題‐ナース専科×さわ研究所コラボ企画

第116回看護師国家試験に向けて、今期も「ナース専科」と看護国試専門予備校の「さわ研究所」のコラボレーション企画が実現!国家試験を徹底的に調査・研究する「さわ研究所」が、皆さんへ最新の国試対策情報をお届けします。第1弾のテーマは、合否に直結する【必修問題】です。昨年の第115回試験の傾向をもとに、今から始めるべき対策のポイントと、さわ研究所専任講師によるオリジナル予想問題を解説講義動画つきで紹介します。ぜひ最後までチェックしてください!

第115回看護師国家試験の必修問題は“難化”した?

さわ研究所の分析によると、第115回の必修問題の難易度は上がったといえます。その傾向は、全国平均点にも表れています。

さわ研究所が集計した第115回の必修問題の全国平均点は45.4点。一昨年度(第114回)の46.4点と比べると、なんと1点も低い結果となりました。必修領域において、平均点の1点差は非常に大きな違いです。

しかし、分析の結果、第115回の必修問題はすべての問題が過去の類題であり、過去問題を活用して学習すれば満点をとることも可能であることが分かりました。実際に、第115回の受験生からも「過去問題集で見た問題が出題された!」「講義でよく出ると聞いていた内容が出た!」という声が多くありました。

それにもかかわらず、必修の平均点が下がったということは、残念な結果になってしまった受験生も多くいたということです。

どこが変わっている?近年の必修問題の出題傾向

第112回から「令和5年版看護師国家試験出題基準」が適用されたことで、必修問題はただの丸暗記では解けない“根拠をもって解く”ことが求められる問題が増えています

その傾向が表れている第115回の必修問題を例として紹介します。

QUESTION

問題:腰椎穿刺の体位を図に示す。
適切な体位はどれか。(午前No.16)

115午前16

答えは「2」の、側臥位で膝を抱えるように身体を丸める体位です。これは、腰椎穿刺の目的を理解していれば解きやすい問題でした。

腰椎穿刺は、腰椎の隙間(椎間)から針を入れて髄液を採取する検査です。骨と骨の間を広げるほど針が入りやすくなるため、この検査では姿勢が非常に重要となります。実際に、患者さんへの声かけでも「エビのように丸くなる」といった表現をします。

このように「検査=この体位」と型で暗記をするのではなく、検査の「目的」まで理解しておくことで、どんな問われ方をしても迷わず答えを導き出せるようになります

ちなみに、腰椎穿刺の体位に関する問題は、過去に一般問題でも出題されていました(第98回)。過去に一般問題で問われた内容が必修問題として出題されることもあるため、一般問題の対策もあわせて行いましょう。

【必修問題】近年の頻出テーマ

近年の必修問題において、出題頻度の高い重要テーマは以下の4つです。

  • 医療安全対策(転倒・転落や誤薬の防止など)
  • 感染防止対策
  • 看護における基本技術(バイタルサイン測定など)
  • 日常生活援助技術(排泄ケア、清潔ケアなど)

特に、「基礎看護技術」に該当する分野は、日頃の実習を通して学べる項目も多く、しっかり復層しておけば、本番で確実に得点できる領域です。必ずマスターしておきましょう。

また、第115回では「都道府県ナースセンターの業務についての問題(午後No.5)」が出題されています。この背景には、近年の看護師の活躍の場が病院から、在宅・地域・行政などへと多様化している現状があります。つまり「将来どのような現場で働くとしても、共通して押さえておきたい基礎知識」が、必修で問われる傾向にあるということです。

さらに、人口動態については現時点の数字ではなく、「令和42年(2060年)の将来推計人口についての問題(午前No.1)」が出題されました。これは、現在社会問題となっている人口減少を理解したうえで、今後どのように変化していくのかまで把握しておくことが、これからの医療従事者に求められているからです。

【必修問題】第116回の対策のポイント

第116回は、近年と同様に“根拠をもって解く”ことが求められる問題が中心になると予想されます。そのなかでも「人体の構造と機能(解剖)」は差がつきやすく、看護師になってからも必要な領域です。第116回でも特に対策すべき内容だといえるので、必ず押さえておきましょう。

第115回の必修問題のなかでも正答率の低かったのが、摂食中枢についての問題でした。

QUESTION

問題:摂食中枢が存在する部位はどれか。(午後No.11)

  1. 延 髄
  2. 小 脳
  3. 下垂体
  4. 視床下部

正解は「4」で、正答率は59.8%でした。必修で合否を分けた問題の1つといえます。摂食中枢と視床下部を正しく結びつけられた受験生は少なかったようです。

この問題を間違えた人の多くは「1」の延髄を選びました。延髄は呼吸など生命維持を司る部位なので、摂食もそこに含まれると混同したのかもしれません。しかし、体温や食欲の中枢など調節を司る機能が視床下部であることをしっかりと理解していれば、迷わず正解を選べたはずです。本番で確実に得点するためには、何となく丸暗記するのではなく、正確な知識を頭に入れておくことが大切です。

解剖の知識は、看護師として働くうえで欠かせない基本となる知識であり、学生のうちに必ず習得したい土台の知識でもあります。専門的な知識や技術は臨床に出てから深めていくものだからこそ、学生のうちにこの土台をしっかりと固めておきましょう。

【必修問題】第116回の予想問題にチャレンジ!

ここからは、近年の傾向を踏まえて第116回の必修問題で出題が予想される問題を3つ紹介します。振り返りに役立つ解説講義動画も用意しているので、ぜひチャレンジしてみてください。

問題1:肘関節を屈曲させる筋肉はどれか。

  1. 僧帽筋
  2. 三角筋
  3. 上腕二頭筋
  4. 上腕三頭筋
解答をチェックする

3

問題1の解説講義はこちら!

問題2:麻疹の症状はどれか。

  1. 稽留熱
  2. 弛張熱
  3. バラ疹
  4. コプリック斑
解答をチェックする

4

問題2の解説講義はこちら!

問題3:細胞内液に多く含まれる電解質はどれか。

  1. クロール
  2. カリウム
  3. カルシウム
  4. ナトリウム
解答をチェックする

2

問題3の解説講義はこちら!

「毎日の積み重ね」が合格への近道

近年の必修問題は、単なる暗記では解けない出題が増えており、「年々難しくなっている」と不安を感じる学生もいるでしょう。しかし、過去問題と実直に向き合い、根拠まで深く掘り下げて学ぶ習慣がついていれば、たとえ出題形式が変わったとしても、迷わず正解の選択肢を選び抜くことができます。そしてこの習慣は、国家試験の先にある看護の現場でも大きな武器になります。

日々の小さな積み重ねが合格に近づきます。焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたの国家試験合格を全力で応援しています!

今からできる!おすすめの必修対策

①夏が終わるまでに目標Ⅲを徹底攻略

令和5年版看護師国家試験出題基準より、必修問題は【目標Ⅰ~Ⅳ】に分類されますが、どこから手をつけるべきか迷ったら、まず「目標Ⅲ」から始めましょう。「解剖・症状・疾患」が含まれる目標Ⅲは習得に時間を要しますが、一般・状況設定問題の対策にも重要な領域です。夏までにここを攻略しておけば、秋以降の実習も自信をもって臨めるでしょう。

②誤答の選択肢にある「根拠」を掘り下げる

選択肢の正誤の根拠について、「なぜ?」と考える習慣こそが、合格へのカギとなります。過去問題を解くときは正解の選択肢を暗記するだけで終わらせず、「他の選択肢がなぜ不正解になるのか?」まで深く掘り下げる癖をつけましょう。

③「毎日の継続」を意識する

合格への一番の近道は、日々の継続です。週末にまとめて学習するよりも、毎日10問でも解き続けるほうが記憶に定着しやすくなります。必修は出題範囲が広く、攻略には時間がかかりますが、ここで固めた土台は、一般・状況設定問題の対策にもつながります。「毎日10分間勉強する」といった小さな目標から、さっそくスタートしてみましょう。

【告知】さわ研究所からのおしらせ

★夏期講習でも“必修目標Ⅲ”やります!

今年は動画講義があるほか、仙台・東京・名古屋・大阪・博多で対面講座を開講します!
夏のうちに必修を固めておくと、秋以降の模試でも点数が大きく上がってきます。模試で点数が伸びない原因の多くは、必修の出題基準の目標Ⅲの知識不足からきているケースが多いためです。

さわ研究所の夏期講習では、必修目標Ⅲ(解剖・症状・疾患)を徹底的に講義します! 講義では解剖生理から疾患・病態までを「なぜそうなるのか?」という視点で解説し、“根拠をもって問題を解く力”を一気に引き上げます!

夏期講習の必修マスター講座

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さわ研究所「看護師国家試験必修過去問全問解説集(青本)」
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