訪問看護が求められる時代に
当社が実施したアンケートによると、訪問看護で働いた経験がある看護師は、1009人中わずか63人。
こちらの記事でもご紹介した通り、診療報酬の改定により、今後は在宅医療がますます必要になると考えられます。
そこで今回は、看護師が訪問看護を敬遠する元になっている3つのイメージに対して、「実際はどうなの?」という部分を解説します。訪問看護の真実に触れることで、きっとイメージが変わるはずです!
訪問看護の疑問・これってウソ?ホント?
臨床経験が5年くらいないと無理?
「訪問看護は経験豊富でなければできない」というイメージがある方もいるかもしれません。
しかし最近では、臨床経験ゼロの新卒でも、積極的に採用する事業所が増えているようです。
訪問看護では、経験以上に「訪問看護がやりたい」という熱意が大切。
経験が浅くても、熱意とやる気をアピールできれば、歓迎してくれる事業所がきっと見つかるでしょう。
未経験者に対しては、訪問時に先輩が同行し、OJTを行っている所や、勉強会を定期的に開催する所が多いようです。教育体制が整った職場なら、未経験者でも着実にスキルアップしていけます。
オンコールはつきもので、回数も多い?
「いつ鳴るかドキドキ」「出動が大変そう」と、オンコールに抵抗がある方は少なくないようです。
ただ、事業所によっては、オンコール体制を敷いていない所もあります。
オンコールがある事業所でも、鳴ったら絶対に出動するわけではなく、電話だけの対応で済むケースも多いようです。事業所ごとに、オンコールが鳴る回数や出動頻度には差があるので、面接などで確認することをお薦めします。
利用者さんやご家族との関係づくりが難しい?
「利用者さんやご家族に受け入れてもらえるかな・・」と、不安に思う人もいるかもしれません。
確かに、自宅に他人を入れることに、初めは抵抗がある利用者さんは少なくないようです。
しかし、日々訪問し根気強くコミュニケーションを取るうちに、看護師への信頼が生まれ、楽しみに待っていてくれるように変わっていく人も多いのだとか。
「人が好き」「寄り添った看護がしたい」と思える人なら、利用者さんやご家族の声にじっくり耳を傾けることで、徐々に信頼関係を築いていけるでしょう。
訪問看護ならではの魅力って?
訪問看護の一番の魅力は、患者さんと1対1で向き合い、看護できること。
1時間を与えられたら、その時間は全て、利用者さんへのケアや対話のために使えます。
決められた時間内に複数の患者さんを診なければならない病棟とは、ケアの充実度が段違いでしょう。
また、病棟では医師の指示に沿って看護計画を立てることが多いですが、訪問看護では、利用者さんやご家族の意向を最大限尊重したケアを提供できる点も魅力です。
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