転職はまず、自分を知ることから
「次こそ、自分に合う職場で長く働きたい!」転職を繰り返してきた人ほど、そんな思いが強いのでは?
自分に合った職場に転職するためには、自分をよく知ること、すなわち「自己分析」が必要です。
何だか難しそう?いえいえ、自己分析とは、要するに今までのキャリアの振り返り。
白い紙とペンだけ用意して、気軽な気持ちで取り組んでみて下さい。
ここでは、自己分析のメリットや、具体的なやり方について解説していきます。
なぜ自己分析するの?3つのメリット
面接で質問されてもまごつかない
自己分析では、今までのキャリアや、得意・不得意、今後やりたい仕事などを書き出し、整理します。
面接で、志望動機や自分の強みなどについて質問されても、自己分析をしっかり行っていればスムーズに回答できるでしょう。内定の確率もアップするはず。
職場探しがスムーズになる
膨大な求人情報の中から、自分に合う転職先を見つけ出すのは至難の業。
自己分析によって、「譲れない条件」「妥協できる条件」が分かれば、希望条件に優先順位を付けられます。優先順位に沿って求人をギュッと絞り込めれば、転職先探しの効率が格段に良くなるでしょう。
理想的な職場に出会える
転職先に求める条件の優先順位を付けることはつまり、自分の「転職の軸」を作ることでもあります。
転職の軸に沿って職場探しを行うことで、入職後のミスマッチが起こりにくい、長く働ける理想的な職場に出会える可能性が高くなるのです。
それでは早速、自己分析の具体的なやり方を見ていきましょう。簡単3ステップで完了です!
初めての自己分析 簡単3ステップ
【ステップ1】不満と理想を思いつくまま書き出して
まずは、転職したい理由(今の職場への不満)を書き出してみてください。
給与や残業量、人間関係など、頭に浮かんだものから順にどんどん挙げてみましょう。
書き尽くしたら、次は自分にとって理想の職場の条件を、思いつくままに書き出します。
例:■転職したい理由・・・サービス残業が多い・仕事が忙しい・給与が低い・家から少し遠い
■理想の職場・・・残業が少ない・年収450万円以上・人間関係がいい・家から20分以内
【ステップ2】今までのキャリアを振り返る
次に、これまで働いた職場や、そこでの仕事内容を思い出してみましょう。
配属先や仕事内容の他、よく褒められたことや、得意な業務、苦手な業務についても書き出します。
また、それぞれの職場の、好きな所・嫌いな所(給与、設備、人間関係など)も挙げてみましょう。
ここで、今まで書き出した内容を見直し、何度も出てくるキーワードや内容があれば丸で囲みます。
丸で囲んだキーワードは、あなたが転職先に強く求める条件である可能性が高いのです。
例:■○○病院・・・療養型。仕事はゆったり。患者さんと話すことが楽しかった。傾聴が上手いと褒められた。設備が古い。残業が少なくて人間関係も良かった。
■今の病院・・・回復期リハ。仕事は忙しめ。サービス残業が多くて給与低い。人間関係まあまあ。
■丸で囲んだキーワード・・・「残業が少ない」「残業が多い」「人間関係がいい」
【ステップ3】希望条件に優先順位を付けて完了!
それでは最後に、今まで書き出した不満と理想に優先順位を付けてみましょう。
「1番重視したい条件」「2番目に重視したい条件」「妥協できる条件」を、それぞれ挙げて下さい。
ここで挙げた条件を、ぜひ転職先を絞る際のヒントにしてみて下さい。
あなたの運命の職場に出会える日も、そう遠くはないかも・・・。
例:■1番重視したい条件・・・残業が少ない
■2番目に重視したい条件・・・人間関係がいい
■妥協できる条件・・・残業が少なければ年収400万円位でもいい。家から30分までならOK