コラム
  • 公開日: 2013/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

看護職 男女間の年収の差は?

増加する男性看護師

2013年2月25日に発表された米国の国勢調査によると、正社員として働く男性看護師の割合が、10%近くを占めることが分かったそうです。

この数値は年々増え続けており、背景には建築・製造関連の景気後退、一方で医療業界における雇用増加傾向があると考えられています。

さらに、この調査では、男性の年収が女性よりも多いことが明らかになりました。
フルタイムで働く場合だけを比較しても、女性看護師は男性看護師より数%、収入が少ないそうです。

なぜ格差が広がるのか?

米国の場合、女性中心の職場では、男性の方が早く昇格し、収入も高い傾向があるそうです。
また、男性が看護職に就く場合、看護職の中でも最も収入の高い「麻酔看護師」を選ぶため、このような結果が出たとも言えるそうです。

その他にも、博士号を取得する看護師は男性の方が多い、夜勤や夕方からのシフト勤務をするのは男性が多いなども、その理由として上げられています。

日本の場合、厚生労働省が、毎年「賃金構造基本統計調査(全国)」を公開しています。
それを参考にしてみると
・男性看護師・・・ 4,315人
・女性看護師・・・54,880人

となっています。
現金給与額等見てみると
・男性看護師・・・33万6千円(賞与等:84万1千円)
・女性看護師・・・32万6千円(賞与:78万2千円)

という平均値が出ています。

(株式会社エスタイル)

記事提供
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