編集部セレクション
  • 公開日: 2021/1/15

施設勤務で自信を持ってAEDの使用できる?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
重症心身障害児の放課後デイサービスで働き始めました
設立3年目で責任者は医療の資格はありません
AEDを置くことになり、看護師同士でAEDが解析してくれるから全員に使用できるという意見と主治医に確認して責任の所在をはっきりした方が良いという意見に別れています
私は、AEDが解析するだろうとも思いますが心臓疾患がある利用者も何人もいるので自分も重症心身障害児や難病は未知の分野なので主治医に各利用者に確認してもらった方が安心して急変対応できると思ってます
誰でも使用できるというエビデンスがハッキリしないので主治医に確認が良いと思いますが、詳しいかたがいらっしゃったら教えてください

 

自信を持ってAEDの使用できる?

■急変時は主治医に確認している場合ではない

主治医に確認する時間なんてないんじゃないですか??

病状も時々刻々と変わるでしょうから、主治医も回答に困ると思いますよ。

■AEDの適応について

心疾患だからといってAEDを使ってはいけないなんてことありません。除細動の適応かそうでないかはAEDが判断してくれます。誰でも、誰に対しても使える、そのためのAEDですよね。

病院ではないところでのAEDの使用なのですから。限られた時間と人員、そして知識のなかで施行される救命処置のひとつなのですよ。各利用者ごとに適用、条件付き適用、不適用(適用外)、禁忌に分けるのは難しいのでは?

AEDを使ってはいけない症例があるのでしょうか?
機械が解析して必要であればスイッチを押してくださいになって、不要な場合は勝手にスイッチを押しても、通電しません。
「誰でも使えるというエビデンス」する側、される側どちらにしても誰にでもできるように作られているんですが。

AEDの適応は、VT・VFに限られています。

■講習や勉強会は必要

AEDについて知らなすぎです。市町村の消防署で行っている上級救命講習か普通救命講習を受けてみて下さい。あなたの今のレベルは申し訳ありませんが、講習を受けた方より低いと言わざるを得ず、命を預かる看護職とは考えられません

放課後デイサービスであれば、医療知識の乏しい他職種職員も急変に立ち会うケースを想定して、救急法の講習会も企画される予定ですか?
AED導入時の取り扱い業者によっては、職場講習会に対応してくれるところもあります(ダミーも準備していただきました)。疑問点も業者さんの説明で解決すると思いますよ。

働いたことのない他科の疾患ならともかく、利用者の疾患に対して未知の分野だからなんていうのは無責任だと思います。

関連トピック:「 重症心身障害児のAED
イラスト・なしま

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