今回は、福井大学看護学科教授の上澤悦子さんからのエールです。あなたには、心に残っている患者さんとのかかわりはありますか? そして、それはなぜなのか、考えたことはありますか? 上澤さんは、患者さんとの深い関わりこそが看護師としての成長に欠かせない、といいます。
私は先輩のように一人前になれるの?
看護師、保健師、助産師の国家資格を取得し、晴れて専門職の一人として臨床、地域、教育の現場で仕事を始めたあなたにとって、今はまだ「仕事を覚えること」や「職場の雰囲気に慣れること」で精一杯かもしれません。
また、周りの先輩たちが、きびきびと動いていたり、楽しそうに患者さんとコミュニケーションをとっていたりするのを見ると、果たして自分が本当にそんな風になれるのだろうか、先輩たちのように一人前の看護師になることができるのだろうかと、不安に押しつぶされそうになっているかもしれません。
生き生きと働く先輩たちは、なぜ、一人の専門職者として成長することができたのでしょうか。
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