• 公開日: 2014/4/17
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【精神】20歳の男性。入院2か月、心臓に対する不安は継続しているものの症状はかなり軽減し、短時間の散歩もできるようになった。…

【精神】20歳の男性。両親は5年前に事故で他界し、73歳の祖母との2人暮らし。元来内気で友人も少ない。1年前から「心臓がとける」、「動くと心臓が変形して止まりそう」と言い、大学を中退し家に引きこもっている。家では1日中パソコンに向かい昼夜逆転となり、祖母が注意をするが聞き入れない。他県に住んでいた親戚がこのような状況に気付き、本人を連れて精神科病院を受診し、統合失調症と診断され任意入院となった。入院2か月、心臓に対する不安は継続しているものの症状はかなり軽減し、短時間の散歩もできるようになった。薬は看護師からその都度手渡されると拒否することなく服用している。病棟では1人で過ごすことが多く誘われれば将棋やトランプに参加する。患者は1か月以内に自宅に退院したいと希望している。

退院に向けて優先されるのはどれか。

1.洗濯の指導

2.料理教室の勧め

3.服薬自己管理に向けた支援

4.スポーツを中心とした活動療法の勧め















―――以下解答―――

(解答)3

<解説>

1.(×)洗濯はいずれは必要になるかもしれないが、優先度は高くない。

2.(×)料理は現在のところ必要ではない。

3.(○)再燃・再発を予防するため、内服薬の自己管理ができるようになり、退院することが大切である。

4.(×)活動療法は必要ではあるが、最優先課題ではない。

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