• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2011年度(第100回)看護師国家試験 過去問題 午後問題96

【成人】Aさん(55歳、男性)は、仕事中に胸痛発作に襲われ、急性心筋梗塞で緊急入院した。入院直後に、経皮的冠状動脈形成術(PTCA)を受けた。看護師がAさんに心筋梗塞の再発作の予防について説明した。Aさんは「左胸が痛くならなければ大丈夫なんですか」と尋ねた。

胸痛以外の発作の兆候の説明として適切なのはどれか。

1.羞明

2.背部痛

3.乾性咳嗽

4.出血傾向















―――以下解答―――

(解答)2  

<解説>

1.(×)羞明(光を眩しく感じること)は心筋梗塞の発作の徴候ではない。

2.(○)心筋梗塞の場合、胸痛以外にも顎や左肩、上腕、背部などに痛みが放散することがある(放散痛)。

3.(×)心筋梗塞で心臓のポンプ機能が低下すると、肺うっ血から、呼吸困難や湿性咳嗽、さび色泡沫痰がみられることがある。

4.(×)出血傾向はみられない。

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