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わかりやすい看護用語まとめ

早期対応が必須!フォルクマン拘縮とは

2020/3/30

フォルクマン拘縮
読み方:ふぉるくまんこうしゅく

 

フォルクマン拘縮とは

肘から手にかけての拘縮、麻痺が生じる疾患のこと。原因は肘の周辺の脱臼や骨折、内出血や圧迫によって血行が妨げられ筋肉の組織が壊死、末梢神経麻痺をきたす。

原因

大人では前腕部が強い力で挟まれたりして起こる前腕部圧挫傷や前腕部骨折が多く、子どもでは上腕骨顆上骨折が多い。

症状

急性期は肘、前腕の激しい痛みや著しい腫脹。進行すると橈骨動脈の血行不良で脈拍が触れなくなる。その後、手指が白くなったり、しびれて動かなくなる。

慢性期では、軽傷の場合2~3本の指が曲がって伸展しない状態に。重症ではすべての手指がワシの爪のように変形。しびれなどの知覚障害が残る。

検査

急性期の症状がみられたら、筋肉・神経・血管組織のコンパートメント内圧を測定。内圧が高ければ、コンパートメント症候群と診断されフォルクマン拘縮と判定する。

治療

急性期では、ギプスの圧迫による阻血の除去、骨折の牽引整復を行う。痛みや腫れが酷い、脈が触れないなどの症状が改善しなければ、手術で筋膜切開をし内圧を減少させ、線維化した筋肉を切除し再建。

慢性期では、すでに筋肉が壊死して、手指が変形してしまっている場合は筋肉や神経の癒着をとった上で矯正手術をおこなう。

フォルクマン拘縮は、いったん起こってしまうと治療は難しく、元通りには治らない。早期発見と早期治療が大切だね。

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