• 公開日: 2020/3/2
  • 更新日: 2020/5/1

2020年はキャッシュレス決済・ポイント還元を賢く活用しよう!

キャッシュレス決済、使っていますか?2020年は東京オリンピックもあるため、キャッシュレス決済の普及への動きが盛んです。キャッシュレス決済を導入する医療機関も増えており、患者さんから「キャッシュレスの決済方法は何があるの?」などと質問される場面が増えるかもしれません。

 

キャッシュレス決済=現金以外の方法で支払うこと

キャッシュレス決済とは、現金以外の決済手段を使ってモノを買ったり、サービスを受けたりすることです。日本では2025年までにキャッシュレス決済の普及率が40%に達することが目標*1にされています。 代表的なキャッシュレス決済はこの3種類です。

クレジットカード決済

カード決済も、キャッシュレス決済の1つ。国際的に広く普及している決済方法です。 ちなみにクレジットカードと混合されがちなデビットカードは、利用すると銀行口座から即時引き落としされる決済方法です。

電子マネー決済

カードや専用アプリに現金をチャージしたり、クレジットカードに紐づけたりして支払いをする電子マネー。Suicaなど交通の会社が運営する「交通系」や、スーパーなどの会社が運営する「流通系」などに分類され、それぞれ特典や割引が受けられます。

QRコード決済

「〇〇ペイ」と呼ばれる各種ペイアプリを利用し、QRコードやバーコードを読み込ませる決済方法。銀行口座やクレジットカードに紐づけて利用します。「先払い」「即時払い」「後払い」と、支払い方法を変更できるものも。

特に、スマホでの電子マネーやQRコード決済は、「なんとなく怖いから使っていない…」とまだまだ使っていない方もいらっしゃるのではないかと思います。ここからは電子マネー&QRコード決済のメリット・デメリットの比較と、Q&Aで解説します。

 

電子マネー&QRコード決済のメリット・デメリット

メリット

■QRコード決済は個人間送金ができる
QRコード決済は個人間送金機能がついています。 ランチや飲み会などでのお金のやり取りがスムーズになるのが便利ですね。

■スピーディーな決済
クレジットカード決済は、レジで時間がかかることもありますが、QRコードや電子マネー決済はスピィーディーな決済が可能です。

■お得なキャンペーンがある
キャッシュレス決済の多くにポイント還元があり、現金よりもおトクに利用ができます。 また、各社がキャンペーンを開催していますのでおトクに活用できますよ!

デメリット

■システム上の不具合が起こる可能性
システム上の不具合が発生する可能性もあります。 決済手段を1つしか持っていないと、困ることがあるかもしれません。 予備の決済手段も準備しておいた方が安心です。

■新たな詐欺が海外で起きている
海外を中心にQRコードを悪用した詐欺やSNSアカウントを使った「なりすまし」詐欺が発生しています。怪しい話には乗らないよう注意が必要です。

 

気になる疑問「Q&A」

Q:個人情報が流出しないか心配です

A:個人情報流出のさまざまな対策を各社が打ち出しています。 例えば、支払いのたびに新しいQRコードが発行される「動的バーコード」、暗号化されたICチップが活用されたカードなどです。

Q:もし不正利用されたらお金はもどってくるの?

A:不正利用が認められると返金されます。 不正利用に気がついた場合はすみやかに利用するサービス会社に連絡しましょう。 会社により補償や対応が異なりますが、基本的には返金されます。 利用履歴の定期的なチェックが必要です。

Q:スマホを機種変したらサービスが使えなくなるの?

A:機種変してもサービスは引き継いで利用できます。 専用アプリを利用するQRコードや電子マネー決済では、機種変後に再びアプリをダウンロードし、ログインすれば引き続き利用可能です。 ただし、電話番号が変更となる場合、再登録しなければならないこともあります。

Q:利用しているサービスが終了してしまう時はどうすればいいの?

A:サービスが終了する前に使い切りましょう。 サービス終了が発表されてから、実際に終了するまでに一定期間が設けられます。 その間にチャージしたお金を使い切っておくのがおすすめです。

 

キャッシュレス・ポイント還元事業は2020/6/30まで

レジでポップを目にすることも多い「キャッシュレス・ポイント還元事業」。2019年10月の消費増税に伴って開始されたこの事業は6/30までです。期間限定なので、ぜひこの機会にキャッシュレス決済を活用してみましょう!

対象期間:2019年10月~2020年6月
対象決済手段:クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードなどのキャッシュレス決済
還元率:5%または2%(対象店舗により異なります)

 

参考文献

*1 キャッシュレス推進協議会.”キャッシュレス・ロードマップ2019” (参照 2020-1-18)
経済産業省.”キャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)の概要” (参照 2020-1-18)

この記事を書いたのは

看護師FP:しまづ 看護師として働く中で、お金の知識がないと時に自分や大切な家族の生活を脅かすことを実感し、ファイナンシャルプランナーの資格も取得。みなさんのお財布の健康を守るお手伝いをさせていただきます!

イラスト・まえかわしお

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