薬剤性大腸炎
読み方:やくざいせいだいちょうえん
読み方:やくざいせいだいちょうえん
薬剤性大腸炎とは
薬剤の投与後に下痢や下血などの症状を引き起こし、主に大腸にびらんや潰瘍などの炎症を起こす疾患。抗菌薬が原因となることが最も多く、非ステロイド性抗炎症薬や抗がん剤などによっても発生することも。
これらの抗生物質に耐性をもつ細菌が、腸の中で異常増殖し、腸内細菌バランスが崩れることによって発症。抗菌薬によって引き起こされるものは、抗菌剤起因性腸炎ともいわれ、偽膜性大腸炎や出血性大腸炎などがある。
治療で、止痢剤や鎮静剤を安易に使用すると、原因菌や毒素の排出を遅れさせることにつながるため使わないようにする。また輸液などの全身管理もおこなっていく。