アクティブ・リスニング
読み方:あくてぃぶ・りすにんぐ
読み方:あくてぃぶ・りすにんぐ
アクティブ・リスニングとは
カウンセリング分野で用いられる傾聴する姿勢や、聴き方の技術を示すコミュニケーション技法の1つ。日本語では「積極的傾聴」と訳される。米国の臨床心理学者カール・ロジャースが提唱。
受容と共感的理解で傾聴し、話の中の事実や感情を積極的に把握しようとする聴き方。このプロセスを共有することで、話し手が自ら問題解決できるように支援するもの。
企業でも管理・監督者に必須の能力として、研修などでよく取り上げられることも。
アクティブ・リスニングの方法
①聴き方(言語的コミュニケーション)- あいずち・うなずく
- 話の内容を繰り返したり、自分の言葉でまとめてから返す
- 共感し、全て受け止める
- 「いつ・誰が・どこで・何を・どうした」などの開かれた質問をし、導くような会話をする
- 相手が心地よいと感じる態度:腕組みや周囲のものを触りながらはNG
- 体の向きや姿勢:相手の性格や動きを考慮して、適切な距離感を図る。一般的には正面もしくは斜め前が良いとされているよ。
- 視線:話し手の目を見ることで、しっかりと話を聞いてくれていると感じる。人によっては見られることが苦手な場合もある。
- 表情:相手の表情に合わせる。声のトーン・テンポ・抑揚・高さなど
- スキンシップ:受け入れられない場合もあるため慎重に。背中をさする、肩に手をおくなど。
受容と共感という基本的コミュニケーションで聞きなれた言葉ではある。アクティブ・リスニングによって相手との信頼関係が強くなり、相手が安心感を持ってくれることが大切。