まなび
  • 公開日: 2019/12/14

積極的に聞くってどういうこと?実は馴染みのあるアクティブ・リスニングとは

アクティブ・リスニング
読み方:あくてぃぶ・りすにんぐ

 

アクティブ・リスニングとは

カウンセリング分野で用いられる傾聴する姿勢や、聴き方の技術を示すコミュニケーション技法の1つ。日本語では「積極的傾聴」と訳される。米国の臨床心理学者カール・ロジャースが提唱。

受容と共感的理解で傾聴し、話の中の事実や感情を積極的に把握しようとする聴き方。このプロセスを共有することで、話し手が自ら問題解決できるように支援するもの。

企業でも管理・監督者に必須の能力として、研修などでよく取り上げられることも。

アクティブ・リスニングの方法

①聴き方(言語的コミュニケーション)
  1. あいずち・うなずく
  2. 話の内容を繰り返したり、自分の言葉でまとめてから返す
  3. 共感し、全て受け止める
  4. 「いつ・誰が・どこで・何を・どうした」などの開かれた質問をし、導くような会話をする
②聴き方(非言語的コミュニケーション)
  1. 相手が心地よいと感じる態度:腕組みや周囲のものを触りながらはNG
  2. 体の向きや姿勢:相手の性格や動きを考慮して、適切な距離感を図る。一般的には正面もしくは斜め前が良いとされているよ。
  3. 視線:話し手の目を見ることで、しっかりと話を聞いてくれていると感じる。人によっては見られることが苦手な場合もある。
  4. 表情:相手の表情に合わせる。声のトーン・テンポ・抑揚・高さなど
  5. スキンシップ:受け入れられない場合もあるため慎重に。背中をさする、肩に手をおくなど。

受容と共感という基本的コミュニケーションで聞きなれた言葉ではある。アクティブ・リスニングによって相手との信頼関係が強くなり、相手が安心感を持ってくれることが大切。

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