エッセイ

男性看護師がいてくれてよかった!と実感した5つのケース

2019/8/17

年々増加傾向にある男性看護師ですが、まだまだ看護師は女性が圧倒的多数の職業です。学生の時はまだ何名か男性がいたのに、職場では女性ばかりで働きにくい…そう感じている男性看護師もいらっしゃるかもしれません。

しかし、女性が圧倒的多数の職場だからこそ、男性看護師の存在はとても心強いんです!そこで今回は、実際に筆者が「男性看護師がいてくれてよかった!」と感じた5つのケースをご紹介します。

 

男性看護師がいてくれてよかったと思う場面

ケース1 医師とのコミュニケーションがとりやすい

女性が圧倒的に多い看護師ですが、医師は男性の方が多いため、看護師と医師間でのコミュニケーションの取り方に悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。そうした時、女性看護師よりも男性看護師の方がスムーズに話が進む、というケースも珍しくはありませんでした。

とても気難しく、声をかけるタイミングが難しいA先生がいました。師長ですら話しかけるタイミングを誤ると険悪な雰囲気になるA先生でしたが、男性看護師が声をかけるとそういったことは一切なく、すぐにこちらが確認したい項目についてすらすらと返答してくれるのです。同じ男性だからこそわかる、タイミングの測り方があるんだなぁと実感しました。

ケース2 男性の役職看護師がいると、男女が平等に働ける職場になる

当時筆者が勤務していた病棟には、男性の主任看護師がいました。その主任はとにかく明るく、どんな仕事もテキパキとこなす人。また、どんな人に対しても愚痴や不満を言わない人だったため、その先輩がいると病棟が明るくなり、働きやすかったです。

男性だから、という理由だけで休日出勤や力仕事を多く頼んでしまう女性ナースがいる中、その先輩は男女が平等に、そして的確な配慮が受けられるようにさりげなく気を配ってくださっていました。そのため、男女問わず信頼が厚く、病棟運営がうまくいっていたように感じます。

ケース3 男性看護師にケアをしてもらいたい患者さんもいる

女性看護師に対し、明確に拒否をする患者さんは少ないですが、すべての患者さんが「女性看護師でよい」と思っているわけでもありません。

若い男性患者さんが入院された時のこと。その方は病状から排泄ケアが必要な方でしたが、男性看護師がいることを知り、師長へそっと「できたら、僕のケアは男性にお願いしたい。女性だと恥ずかしくて…」と伝えていました。 こういった患者さんの細かい要望に応えられるというのも、男性看護師が所属してくれているからこそだと感じます。

ケース4 女性とはまた違う、励まし方

筆者が仕事でミスをしてしまい、とても落ち込んでいたときのこと。一人の同僚男性看護師が、私を励ますために食事に誘ってくれました。 このとき、「あらぬ誤解をされないように」と他の看護師も数名誘い、みんなでぞろぞろとおいしいご飯を食べました。

話す内容は、お互いの私生活の悩み相談という、仕事とは全く関係のないことでしたが、こうした配慮がうれしかったのを覚えています。 女性同士しかわからないことももちろんありますが、同性ではないからこそ、気づいてもらえることもたくさんあります。そこに救われる人もきっといるはずです。

ケース5 男性看護師ならではの視点

指導する立場になったとき、女性同士では指導内容を考える=新人ナースのできていない部分に目を向けがちのように感じます。 しかし、一人でも男性が加わることで、女性看護師では気づかなかった視点で意見をもらえたことがありました。

当時一緒に働いていた男性看護師からは、「確かに医療技術の面ではまだまだな部分もあるけれど、食事介助の時にはしっかり目を見て、ゆっくり本人のペースに合わせて根気良く介助できているよね」というように、新人さんの良い部分にも目を向けてくれており、同性同士では見つけることができなかった意見をもらうことができ、とても助かりました。

 

男性が働きやすい職場は、実は女性も働きやすい職場

これまで複数の職場を経験してきた筆者ですが、男性看護師が生き生きと働いていた職場は、結果として様々な事情を抱えるほかの職員にとってもまた、働きやすい環境であったように感じています。男性だから…と気負わずに、ぜひ自信をもって、看護師として働いていただけたら嬉しいです!

 

この記事を書いたのは

山村 真子

看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・Ayumi-chan

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