編集部セレクション
  • 公開日: 2019/7/29
  • 更新日: 2019/8/9

血を見るのが苦手じゃ看護師になれない?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のお悩み 

採血は、大丈夫ですが、創傷処置となると、痛そうで「うひゃー」となります。見ていられなくて、いたたまれなくなります。
この前は、先輩に褥瘡処置で、「骨っぽいね」とか言われたのに、確認することができず、相槌がやっとでした。
血が苦手な看護師は、この先やっていけるでしょうか。不安になりました。
克服された方にアドバイスをいただけたらと思います。

 

血を見るのが苦手、どうしたらいい?

■見て慣れるのが一番かも

学生の時、医大での解剖見学で、顔に被せてあったガーゼに歩いた拍子に触れてガーゼが落下し顔が露出。それを見た子が失神して倒れてしまいました。
そんなその子も今はオペ室勤務をやっています。大丈夫!場数を踏めば慣れますよ。

慣れます!私も血を見て気絶した事あります。
でも、仕事する間になれました。 今では褥瘡のデブリードマンするときでもガン見できます。

初対面のひどい創傷には「…うわっ」っと思います。 まぁ、毎日見てれば、変化に気づくほど冷静に見れますね。

血が苦手というよりは、いわゆるグロテスクな映像に恐怖を感じているのでは?
克服したいなら、良い機会だと思ってひたすら見ることでしょうか。

■プロとしての自覚を持つこと

患者さんの見えない部分を処置するとき、出血が酷くてむやみに騒ぎ立てたりしたら、「私の身に何があったの?」とか、「この看護師に任せて大丈夫かなあ」って恐怖心や不信感を持たせてしまうことになります。
努めて冷静に対処するように心がけましょうね。

プロの看護師としての自覚が克服の早道だと思います。 褥瘡をしっかり観察できなかったら正確な判断ができないのですから、不利益を被るのは患者です。

克服のコツは、自分がちゃんと見て報告・記録しなきゃって気合いかもね。

傷をブラシで洗ったりすることもあるけど、そこには理由があって患者さんの為になること。
一般人の見学ではなく、専門職の視点になれる割り切りが必要かも。 ゆっくり専門職になっていけば良いと思いますよ。

■血よりも苦手なもの…

血の方がマシだと思います。 未だに嘔吐物は苦手です。
こっちも吐きそうになる時がありますが、ちゃんと看護師やってます。

病棟で褥瘡のデブリを先生がされてるのをみて、「痛そう‥。」っていう若いナースもいます(-_-;) また、整形の開放骨折はやばいです😵

私は、爪など指先関係が苦手です。 爪切りは なんとか出来ても巻き爪や真菌爪の扱いはおっかなびっくり💦出来ないに近い!

オペの執刀も、壊疽でグヂャっとなって骨も筋もみんな見えるかなり臭う足の処置も、深い深い褥瘡も。においはかなり辛いです。ごめんなさい。息止めてます。

■やっぱり無理なときは

新人でICUで、吐血、下血の色、臭いで気分が悪くなり、ICUなら吐下血なんてしょっちゅう来るし、ほんと無理!!!
ということで、療養病院に転職しました。吐下血に、まったく出会わない訳ではないですが、ICUほどの頻度で出会わないので看護師やってられます。

苦手なものは苦手ですよね。
無理してたびたび調子悪くなってしまうようなら採血などが少ない職場で働くのもいい案ですよね。
医師だって血が苦手な方は内科に多いって聞きます。

関連トピック:「 血が苦手・・・
イラスト・なしま

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