エッセイ

新人ナースのサバイバル術

辞める前に再考して!効率よく働けたら残業は減る

2019/7/15

ただでさえ3交代や2交代で勤務が不規則なのに、残業まであっては身体が悲鳴をあげても無理はありません。辞めてしまおうかな・・・そんなふうに思っている新人ナースの方!少し仕事の進め方を見直してみませんか?

仕事の質は落とさず、仕事の進め方を見直してみるだけで、残業時間が少なくなる可能性は大いにあると思います。残業になってしまう原因を自分なりに把握してみましょう。

 

よくある残業になるパターン

ケース1:帰宅直前の入院や急変で残業

日勤で仕事は順調に進んでいたはず、なのに・・・急遽入院の受け入れ。 そういう時に限って、重症患者ということは少なくないですよね。受け持ちの患者さんの急変も同様です。

帰宅直前に大きく状況が変わってしまっては、1~2時間の残業は避けられません。帰り際に空きのベッドがあり、電話が鳴ると入院の知らせかと、ビクビクしてしまいます。

ケース2:要領が悪く残業

私が総合病院の心臓内科に勤務していた時には、多くの人は定時で帰宅することができ、バタバタしても30分程度の残業でした。ほとんどのナース仲間も同じような感じだったと思います。

しかし、それでもかなり遅くまで残業している人が数人いました。定時で帰るどころか、患者さんの夕食後に清拭を始めている“日勤”のスタッフがいる、という話を耳にしたこともあります。多くの人が定時で帰れるのに、自分だけ残業時間が長いという場合は仕事の要領が悪い可能性もあると思います。

ケース3:人手不足で残業が当たり前

ブラックな病院にあたってしまうと、とにかく看護師不足で残業が当たり前という話も聞きます。毎日、2~3時間の残業があるにもかかわらず、残業時間は少なめに付けないといけないとか…。本当にブラックな病院なら転職するしか解決法はないかもしれません。きちんとした病院で働くと、仕事にさえ慣れれば定時で帰れるはずです。

 

仕事の仕方を見直して効率よく働こう

仕事始めにスケジュールを立てる

多くの人は仕事に行くと、自分の受け持ちの患者さんの情報収集を行うと思います。患者さん一人ひとりのスケジュールを確認し、状況を把握しますよね。点滴や投薬が必要な患者さん、清拭や洗髪といったケアも確認しなければいけません。

その日に行わなければいけないことが全て出そろったところで、自分自身のスケジュールを作っていますか?時間的経過でスケジュールを立てることをおすすめします。

まず、手術・検査・点滴など時間が決められているものを書き出します。そして、空いた時間に必要な看護ケアを入れていきます。できるだけ処置は午前中に終わらせるようにしておくと、午後に患者さんの話をゆっくり聞く時間が持てたり、医師の指示にも余裕をもって対応ができたりします。場合によっては、受け持ち患者さんの看護計画のアセスメントに時間を割くことも可能です。

助けを求める勇気も必要

ときに、仕事が重なっていることもあるでしょう。違う患者さんの“検査の時間”と“投薬の時間”が重なったり、ドクターの都合で処置の時間が早まり、他の仕事とぶつかってしまったりすることがあるかもしれません。そんなとき、声に出して助けを求めていますか?

新人だとなかなか言いにくいと思うかもしれません。しかし、仕事が重なっているときに助けを求めて、文句をいう先輩ナースはいないはず。助けを求めるときには、仕事を丸投げするのではなく、できるだけ準備をして、患者さんの状態もしっかり伝えておきましょう。

また、普段からも積極的に自分から声をかけて手伝うようにしておくと、いざという時に自分がヘルプをお願いしやすくなります。手が空いているときに、「何か手伝えることはありますか?」と声をかけるだけで十分です。仲のよい先輩を作っておくと、分からないことが聞けたり、手伝ってもらえたりできますよね。

仕事が終わってから記録をすると効率が悪い

記録は後にしっかり残るものですから、時間をかけて考えてから書きたいと思うかもしれません。特に、慣れていない新人さんは、記録に時間がかかるのは仕方がありません。でも、この記録を手が少し空いた時間に済ますことができるようになると、仕事の効率がよくなります。

人間の記憶は時間とともに薄れていくこともあるので、勤務の最後に記録と決めるのでなく、5分でも時間があれば、記録を済ます習慣を持つようにします。

そのためには、それぞれの患者さんのポイントを理解していることが大切になります。ポイントを理解していると、患者さんのところへ行っても、効率よく仕事ができるはずです。各々の患者さんの抱えている問題点に沿って情報収集を行えばよいからです。収集した情報を元に、評価をして、それを記録に残します。もし新たに問題が出てきたのであれば、そのことも記録に残しておきます。

それがどうしても難しいと感じる人は、夜勤や時間のあるときに、他の看護師の書いた記録を読んでみるといいでしょう。看護記録の書き方という点に注目して記録を読んでみてください。そうすると、記録の書き方がうまいナースが誰なのかもわかってくるので、とても勉強になりますよ。

 

残業を減らしたかったら計画的に仕事をしよう

残業が多すぎて、疲れが取れない・・・そんな方は、一度、仕事の進め方を見直してみてください。

一つひとつの仕事を一生懸命にしようという心掛けは素晴らしいですが、時間には限りがあるということも忘れてはいけません。仕事全体のバランスを考えて、ひとつひとつの仕事にかける時間も計算する必要があります。 「これはこうしなければならない」と思い込んでいたものも、実はもっと効率のよいやり方があることもあります。固定観念を捨てて仕事の進め方を見直すことで、仕事の効率はかなりよくなるはずです。

 

この記事を書いたのは

mathy

日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たしました。オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動しています。

 

イラスト・ツヤコ

3 件のコメント

  1. 仕事が終われば新たな仕事を押し付けられる、それだけのことです。要領よくやってる方が仕事を押し付けられて不公平だと思ってましたね。

  2. 仕事を重なってるときに助けを求めても、その先輩も仕事が重なってるので嫌な顔しかされませんでしたよ。
    この記事のライターは、よっぽど人手が潤沢な病院で働いていたとしか考えられません。
    どれだけスケジュールを立てても予想外の事しか起こらない。検査だって予定の時間になんて呼ばれない。
    人では足りないのにケア膨大。
    そのなかでなんだか回してるのが現状なのに
    要領が悪いのでは?回りに助けを求めては?なんて問題提起、浅すぎるアセスメントだと思います。

  3. 要領よく仕事したら、要領悪い先輩や後輩の尻拭いや緊急入院とらされる。その繰り返し。要領悪い人には残高代たくさんつくからイライラピークに。やってられませんよ。浅はかな理想論だけではすまない問題です。

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