リウマチ熱
読み方:りうまちねつ
読み方:りうまちねつ
リウマチ熱とは
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)による、咽頭炎や扁桃炎の治療が不十分だった場合に、関節の痛みなどリウマチに似た症状がでることからこの名前がついている。
治ってから2~3週間過ぎたころに突然高熱を発症するが、発症の可能性は少ないとされている。
症状
リウマチ熱発症の約1~4週間ぐらい前に連鎖球菌感染症がある。この初期感染症状は急性扁桃炎、高熱が出てるのが特徴。喉の腫れ、食べ物を飲み込むのもついくらいほど痛みを伴った炎症(咽頭炎)が起こる。
その後、リウマチ熱の発症に至るまでに約2週間の無症状期があった後、突発的な発熱と関節痛で始まる。小児では腹痛で始まることも。
リウマチに似た症状
関節の痛みや発熱、皮下結節などの症状で、このような状態を「リウマチ熱」と呼ぶ。リウマチ熱は溶連菌に対して攻撃しようと体内で作られたタンパク質が自分自身に攻撃を仕掛けてしまうことで起こる。
リウマチと同じように関節や皮膚を作る細胞やコラーゲンなどを標的にしてしまうためである。
リウマチ熱による心症状
「不整脈」や「弁膜症」の原因になることも。「心外膜炎」という心臓を包む膜の炎症から始まり、心臓自体の細胞の炎症が起こることもある。症状が重い場合には心臓の内部にある弁を交換する手術が必要になる。