まなび
  • 公開日: 2019/10/5
  • 更新日: 2020/1/28

中年以降に多くなる扁平上皮癌。そもそも扁平上皮ってどこ?

扁平上皮癌
読み方:へんぺいじょうひがん

 

扁平上皮癌

口の中、舌、のど、食道、気管、肺、肛門、外陰部、腟、子宮頸部など体の表面や内部が空洞になっている臓器(食道など)の粘膜組織。そこから発生するがん。別名、有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)とも呼ばれている。

特徴

中年以降に多く、どこの皮膚、粘膜にも生じるが露出部に多い。皮膚にある表皮角化細胞が悪性増殖してできる。

紫外線(日光)、ヒ素、タール、放射線などの発癌因子が発症に関与しており、瘢痕、光線角化症、ボーエン病といった癌前駆症等、表皮の慢性先行病変に生じることが多い。

症状

小結節状の病変から始まり、隆起性の腫瘤や難治性潰瘍を形成し次第に拡大。進行すると付近のリンパ節(所属リンパ節)や他の臓器に転移します。

扁平上皮ってなに?

扁平上皮とは体を構成する組織のこと。上皮細胞はその形態ごとに,扁平上皮細胞,立方上皮細胞,円柱上皮細胞,繊毛上皮細胞などがある。

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