まなび
  • 公開日: 2019/1/28
  • 更新日: 2019/7/16

子どもの機嫌がずっと悪い…耳を触っていたら急性中耳炎の可能性も!

急性中耳炎 読み方:きゅうせいちゅうじえん

急性中耳炎とは

中耳に細菌やウイルスが入り、急性の炎症がおきて膿がたまる疾患。

症状

ずきずきするはげしい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じなど。 乳児などでは痛みを訴えられないために、機嫌が悪くぐずったり、しきりに耳を触るなどの行動が見られる。

検査・診断

鼓膜鏡で鼓膜や中耳を観察し、鼓膜が赤かったり、腫れていることを確認。また、鼓膜がその奥の中耳に膿が貯まって、ふくれているのが観察できる。

治療

軽症の場合は抗生物質や消炎剤などを服用、点耳薬で治療。膿がたまって鼓膜の腫れがひどく痛みが強いとき、熱が高いときは鼓膜を少しだけ切開して膿を出すこともある。 急性中耳炎を何回もくり返す場合(反復性中耳炎)には、何回も鼓膜切開が行われる。鼓膜は切っても傷は通常数日でふさがる。 最近では、薬剤耐性菌が原因の急性中耳炎が問題になっており、抗生物質の使い方に注意が必要。

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