夏も終わり、秋の深まりを感じる季節になりました。連日の猛暑からの寒暖差で、心身のバランスが乱れやすい時期です。なかなか疲れが取れなかったりしていませんか。
この時期に起こりやすい「身体がだるい」「肩凝りや頭痛に悩まされる」「無気力」「目の疲れ」などは、いわゆる秋バテともいわれますね。
今回は、夏から秋の季節の変わり目に起こりやすい不調を感じたときにおすすめするハーブ&アロマをご紹介します。
季節の変わり目におすすめのハーブ
ウスベニアオイ(Malva sylvestris)
マロウブルーとも呼ばれ、青紫色の花弁が特徴のハーブです。粘液質を豊富に含み、欧米では喉の腫れや痛み・胃炎など伝統的に使用されてきました。青色色素は、目によいとされるアントシアニン。花弁をお湯に浸すと、美しい薄紫色のハーブティーになります。目の疲れを感じたときに、色を愉しみながらゆっくり飲むのがおすすめです。
マテ(Ilex paraguayensis)
南米で古くから「100万人のローヤルゼリー」と親しまれるハーブです。広義では西洋のコーヒー、東洋のお茶(緑茶やウーロン茶など)と並ぶ世界三大ティーとして知られます。カルシウムや鉄分などの栄養素を豊富に含むことから「飲むサラダ」ともいわれ、心身の疲労、頭痛などの不調を感じたとき、栄養補給としておすすめします。
※マテはカフェインを含むため頭痛を和らげる場合もありますが、多く摂取すると不眠や神経過敏などの症状が引き起こされる可能性があります。心臓疾患や精神疾患のある人は注意が必要です。また、気管支拡張剤、アドレナリン薬を含むCNS刺激薬との併用は避けてください。
マルベリー(Morus alba)
中国では5000年以上も前から栽培され、中国最古の薬物書『神農本草経』にも記載があります。食欲の秋は、食べ過ぎにも注意したいですね。マルベリーリーフ(桑の葉)には、食物繊維が豊富に含まれているので便秘にもおすすめ。腸内環境を整える意味で、ダイエットや美容に適したハーブです。食前または食事と一緒にハーブティーを飲んで、食事の質の安定に役立ててください。
※( )は学名です。
※今回ご紹介したハーブや精油については、妊娠中や授乳中は使用を控えてください。
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