看護や臨床の世界で関心度が高まるメディカルハーブとアロマセラピー。医薬品には、古来より植物療法として用いられてきた成分を単離・合成したものが多くあります。現代においても自然に近い形で植物を取り入れていくことで、身体への負担の少ない緩やかな働きかけが期待されています。
医療の現場では、補完・代替療法として在宅医療、介護に。また病棟でも緩和ケアの場面などで活用されてきています。
本連載では、メンタル面も肉体的にもハードな仕事をもつナースのみなさんの体調管理に、また心身の不調に合ったハーブ・アロマのセルフケアの活用法についてご紹介します。
今回は、前回にご紹介したハーブとアロマの活用法です。セルフケアで冷え性の予防や改善に役立てましょう。
冷え性予防や改善に役立つハーブティーのケア
ハーブティーのレシピをご紹介します。熱湯200ml(1杯分)に対しての小さじ量(サフランだけ別表示)を表記してます(もし味が濃く感じる場合は、ハーブの量をお好みに調整していただいても結構です)。淹れ方は、第7回も参考にしてください。
サフランのハーブティー
サフランは雌しべの柱頭という部位を使いますが、1つの花から2~3本程度しか取れないため、非常に高価なハーブです。ハーブティーでは熱湯200mlに対し、10本程度入れて飲みます。キレイな黄金色のハーブティーになります。
【ハーブブレンドレシピ】
・サフラン:10本、ジャーマンカモミール:1
・ジャーマンカモミール:1、リンデン:1
・ルイボス:1、ジンジャーパウダー:1