• 公開日: 2015/4/9
  • 更新日: 2019/7/3

結婚、出産でできた長期のブランク。再就職を支えてくれたのは、幼い子供たちと、夫でした。

テーマ:私を支えてくれる家族

三十路の決断と覚悟~家族のために~

E06523

6年のブランク。未就学児2人を抱えての再就職

新卒から2年、総合病院のオペ室で働き、 結婚退職の後、6年間現場を離れていました。
再就職しようと決めたのは、長女5才、長男3才、私は30才の初夏でした。

院内保育所のある病院へ

主人の給料だけでは生活に余裕がなく、働くしかないと思い立っての事でした。
お互い県外出身者、頼る身内はおらず、頼みの綱は院内保育所。子どもたちは平日は幼稚園なので、お迎えや病児保育、休日もみてもらえる、市内の小規模病院に就職しました。

相談せずに決めた再就職。でも、夫が手助けしてくれた

主人には相談せずにハローワークへ通い、内定をもらいましたが、彼は『お前のやりたい様にやれ。俺も出来る限りの事はする』と言ってくれ、家事も率先してしてくれるようになりました。あの言葉に背中を押され、同時に責任がのしかかった気分でした。
子どもたちは、院内保育所にすぐに慣れ、土日が仕事でも嫌な顔せず、仕事が終わるのを待ってくれています。
慣れない病棟勤務で、初めの内は陰口を叩かれたり、仕事が出来ない自分が嫌で、憂鬱な日々を過ごしていましたが、家族のため、生活のため、耐えました。
今では職場にも 慣れ、スタッフともランチに行ったり、お互いの家庭や子どもの悩みを話し合うなど 、円満に過ごせています。

今、思うこと

苦しい時を乗り越えて思うのは、あの時、自分に守りたいものがなければ、この年であんなに踏ん張る事はなかったということ。
そして、30才での決断は間違っていなかった、ということです。
今でも彼らは私の支えです。働くお母さん・妻の背中をこれからも後押ししてくれる、そんな家族に感謝です。

●執筆●みわ さん
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事