今回は、聖路加国際大学との共同事業としてスタートした新卒教育についてご紹介します。
教育システムを整備
「地域で看護に携わりたい!」と考える看護学生が増えている。また、ケアプロのように訪問看護事業所で新卒看護師を採用する動きもある。だが、新卒看護師をどのように教育していくのかは前例がない上に課題も多く、ケアプロでも実践しつつ整備に取りかかっているのが現状だ。教育システムを標準化することができれば、採用する訪問看護事業所がもっと増えるはずである。
聖路加国際大学とタッグ
そこでケアプロでは、新卒であっても在宅医療を目指す人たちを応援したいと考え、日本の看護教育を牽引する聖路加国際大学との共同事業として、「新卒訪問看護師教育プログラムセミナー」の開催を提案したところ、実現の運びとなった。
今年度は、聖路加国際大学を会場に4月、8月、12月の3回開催。新卒看護師を採用した訪問看護事業所の教育担当者と、当事者である新卒看護師がそれぞれ事例を発表し、さらにグループワークで「新卒看護師のサポートに大事なことは?」をテーマに参加者同士でディスカッションするのだ。