ストレスフルな職業である看護師。
多くの看護師がカラダ・ココロの悩みを抱えています。
カラダ・ココロにやさしい東洋医学で、悩みを改善してみませんか。
よくある悩みをもとに、簡単にできる改善方法を提案します。
Bさん(20代 女性 病棟勤務)の悩み
夜勤中、休憩時間はおろか食事する時間すらありません。さらにいろいろな指示や指摘を受け、カラダもココロもぼろぼろになってしまいます。
「もっと頑張らなきゃ!」とも思いますが、その反面、先輩の考えややり方に不満を感じることもあり、ストレスが溜まる一方です。
上手にストレスを解消したいのですが、どうしたらいいですか?
自分を認めて褒めること
食事する時間がない過酷な環境で、カラダもココロもぼろぼろになっていても、「もっと頑張らなきゃ!」と思うBさんは、とてもポジティブで、忍耐強い方のようですね。
普通の人ではなかなかできないことです。
しかし、人間は機械と異なり感情(ココロ)を持っており、それはカラダと連動しています。
ですから過酷な環境でカラダを酷使すれば、イライラしたり、落ち込んだりとストレスを貯めてしまうこと(ココロの不調)は当然ですね。
学生時代は、過酷な環境でカラダを酷使していても、「気合い」で乗り越えられることもあったかもしれませんが、そのような方法は、今のBさんには有効ではないように思います。
まずは、過酷な環境でストレスを感じながらも、きちんと出勤して、夜勤の要員となっている自分を認めて褒めてあげましょう。
「自分を認めて褒めること」は、ストレスを軽減するためにはとても重要なこと。
なぜならば、出来ない自分を責める気持ちは、大きなストレスの原因になるからです。
ストレス対策のツボを押してみよう
自分を認めて褒めてあげたら、次は東洋医学を活用してみましょう。
Bさんのストレスには、「肝(かん)」の働きが大きく関わっています。
東洋医学における「肝」とは、精神の安定や自律神経を調節する機能などを指します。
ストレスによって「肝」の気(エネルギー)の流れが悪くなると、
- イライラ、怒りっぽくなる
- 胸・ワキ・乳房・下腹部が張る
- 頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴り
- コリ
- 生理痛
- 不眠
などの症状を引き起こします。
さらに顔のくすみ、目の充血、シミの増加など女性にとっては好ましくない症状が出ることもあります。
ストレス対策のツボ
【1.太衝(たいしょう)】
親指と人差し指の骨が合うところにあります。
「イタ気持ちいい」くらいの強さで10秒×3~5回、息を吐きながら押しましょう。
頭に血がのぼったときやイライラしたときにも押すといいですよ。
【2.内関(ないかん)】
手首のしわから三横指下で、腱と腱の間にあります
深呼吸をしながら、ゆっくり優しく押しましょう。
不安になったとき、落ち込んだときにも効果的です。
最後に
1日の終わりにはぬるめのお風呂にゆっくりと浸かって、全身の気をめぐらすのもいいですね。 汗と一緒にストレスをデトックスしましょう。
カラダ・ココロを美しくする宮廷式鍼灸院「こきゅう」のスタッフは全員女性、はりが初めての方にも安心して治療をお受けいただけます。
お越しいただいた方にはこだわりのハーブティーや中国茶を日替わりでご用意しています。
カフェに立ち寄る感覚でどうぞお気軽にお越しください。(表参道駅近く)