【小児】Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重5,050g、体温37.6℃、呼吸数52/分、発汗が著明である。チアノーゼはみられない。ミルクは約100mL/回を1日6、7回哺乳している。
Aちゃんの看護計画で適切なのはどれか。
1.1日2回沐浴する。
2.毎朝授乳前に体重測定をする。
3.啼泣時はミルクを追加して与える。
4.フォローアップミルクを飲ませる。
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1.(×)沐浴は心臓への負担が大きいので、短時間で済ませるようにする。
2.(○)心不全による浮腫は体重増加として現れるため、体重測定は重要である。
3.(×)体重増加、哺乳量ともに許容範囲なので、ミルクを追加する必要はない。
4.(×)フォローアップミルクは離乳食で不足する栄養補給を目的として与える。