• 公開日: 2014/3/23
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【在宅】在宅で療養中の93歳の女性。1日の大半をベッド上で過ごしている。神経因性膀胱による尿閉のため膀胱カテーテルを留置している。朝、家族から訪問看護師に「いつもより夜間の尿量が少なく、お腹が張っている感じがする」と連絡があった。バイタルサインに異常はなく、おむつへの尿漏れもない。カテーテル内に少量の尿の流出が見られる。訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

【在宅】在宅で療養中の93歳の女性。1日の大半をベッド上で過ごしている。神経因性膀胱による尿閉のため膀胱カテーテルを留置している。朝、家族から訪問看護師に「いつもより夜間の尿量が少なく、お腹が張っている感じがする」と連絡があった。バイタルサインに異常はなく、おむつへの尿漏れもない。カテーテル内に少量の尿の流出が見られる。訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1.下腹部を触診する。

2.そのまま様子をみる。

3.下腹部を強く圧迫する。

4.カテーテルの固定水を追加する。

5.カテーテルの屈曲の有無を確認する。















―――以下解答―――

(解答)1,5 

<解説>

1.(○)膀胱カテーテルの屈曲による膀胱充満を確認するために、下腹部を触診する。

2.(×)尿量減少と腹部膨満の原因を追及する必要がある。

3.(×)膀胱内に尿が充満している可能性があるため、強い圧迫は避ける

4.(×)固定水の減少によりカテーテルの位置が尿道にずれている場合、固定水追加は尿道を損傷する恐れがある。

5.(○)カテーテル屈曲による閉塞がないか確認する必要がある。

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