【疾病】髄膜炎にみられる身体所見はどれか。
除脳硬直
テタニー
企図振戦
羽ばたき振戦
ケルニッヒ徴候
―――以下解答―――
(解答)5
<解説>
1.(×)除脳硬直とは、中脳や橋の損傷によって生じる異常肢位である。
2.(×)テタニーとは、低カルシウム血症のときに、わずかな刺激でも起こる筋肉のけいれんのことである。
3.(×)企図振戦とは、随意運動をしようとしたときに生じる振戦で、小脳の障害でみられる。
4.(×)羽ばたき振戦とは、肝硬変の非代償期で高窒素脳症に陥ったときにみられる、特徴的な手の振戦である。
5.(○)ケルニッヒ徴候は、髄膜刺激徴候であり、炎症髄膜を貫通する神経根の伸展が刺激を生じるために起きる。