ワーキングホリデーやバックパッカーとして一時的にでも海外等に行く看護師が一定数いることをよく耳にする。
語学を身に付けるためや、日本の現状とは違う医療を学びたいという場合もあれば、多忙な仕事からの現実逃避という場合も…
実際のところ、どのくらいの看護師がワーキングホリデーやバックパックを経験しているのだろう?
ワーキングホリデーやバックパッカーの経験

ナース専科調べ(2025年2月21日/有効回答数:19)
約4人に1人のナースがワーキングホリデーの経験があり、語学を学んだり、その後の仕事に経験を活かしているナースも。
ただ、ワーキングホリデーなどに行くことを決心するためには、経済的な不安や仕事を休職したり、辞めるという不安が付いて回る。
リスクがあってもワーキングホリデーやバックパックに行く価値をとは…
ワーキングホリデーの経験あり
楽しかった思い出と価値観の変化
看護学生時代からワーキングホリデーに憧れており、就職後3年目の移動前に退職し、オーストラリアに1年間滞在し、オーストラリアを一周しました。とても楽しく、良い決断だったと今でも思います。
外国語を学びたい!という理由でまず留学をして留学が終わったらワーキングホリデーに切り替えて就職をしました。海外で暮らすことで色んな人がいること色んな価値観を理解できるようになるのでおおらかになった気がします。日本人みたいなのはマイノリティなんだなと思えるようになりました。
ずっと海外に興味があり、看護学生の頃から夏休みはホームステイに行ったりしていました。20代で留学、30代でワーキングホリデーとバックパッカーで世界一周しました。病院の特殊で小さな社会から世界に出ることは私にとって有意義な時間でした。かと言って仕事をないがしろにしていたわけでもなく、15年の病棟生活を経て、次の職場では海外経験も生かせる職に就きました。
ワーキングホリデー後の実状
看護師としての将来が見えず、退職して語学留学をしました。英語ゼロからの留学でしたが、アメリカでRNのライセンスを取得し、現在アメリカで働いています。
就職前にRVトレーラーで主人と6ヶ月間アメリカ一周の旅をし、毎日ハイキング三昧でした。
仕事結婚に挫折した後離職してオーストラリアに留学して向こうの看護師を目指したが英語力が足りず日本に戻った。
ワーキングホリデーの経験なし
1番の問題は金銭面
憧れはありますが、経済的なことを考えると、行動に移す勇気は出ないです。
家族もいるし経済的に無理かな。
生活のために仕事を続けないといけないため、ワーキングホリデーやバックパッカーは体験したことがない。
金銭的に余裕がない。仕事をしている状態が普通なため、実行するつもりは無いが興味はある。
働かないことの方が不安に感じてしまうため
様々な制約があり…
ワーホリしたいと思ったが年齢制限があって無理だった
所帯持ちには、時間的にも、金銭的にもできない。。。
実家、嫁ぎ先ともに身近な場所であり、何かあるとすぐに聞いてもらえる・助けてもらえる環境がとても便利でありがたいです。県外や海外など考えられない。。。
イラスト・まえかわしお