「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
私は、過剰な敬語を使ってしまうことがあると自分でも自覚してます。丁寧すぎると言われることも時々あります。
皆さんに質問ですが、「お痛みありますか?」は変ですか?
今日先生に注意されましたが、「お痛み」は普通に使っていたので、少し意外でした…。

「お痛み」は間違い…?
■日本語として変
お痛みは、日本語として変です。
過剰な敬語・丁寧すぎるというよりも、造語に近い。
痛みに対して敬語使うのは変だと思う
痛みを丁寧に言っているつもりなのでしょうか?他の症状にも「お」をつけるのですかね。お息苦しくないですか?とかお動悸はしませんか?って聞いているのですか?
痛みは、症状になります。症状に対して「お」を使うって事は、麻痺や吐き気などの症状にも「お」を使っても、おかしくないことになりますよね?
■「お」をつけると丁寧…?
名詞に、「お」をつけることは、まちがいではないかもしれませんが、不用な「お」だと思います。
なんでも「お」を付ければ丁寧だと思っているのは間違っています。
お浣腸…というのも聞いたことあります。(-_-;)
うちの病院では介護師さんが“お便”と言うのがずっと気になっています。だって、便は便でしょ?そんなに丁寧にしたいならお通じって言えばいいのに…と、注意したこともありますがなおる気配がありません。
■敬語の「お」にもルールが!
敬語で、お~になる。という使い方がベースです。おいでになる、お帰りになる、お召しになるなどなど。1部単語の前に<お>が付いてしまっている物もありますが、基本単語に単語の前に<お>はつきません。お菓子、お茶がその例です。
名詞の前につく「お」や「ご」は美化語と呼ばれるもので、日本として間違った用法ではありません。ただしよくないとされるものには基本的につけません。「痛み」は通常歓迎されるものではないので「お痛み」という表現はしません。
「お」は名詞につけるのが一般的で、それ以外は基本あり得ないそうです。この投稿を見て改めて調べてみたら、「お痛み」は医療関係のみに流通する一種の医療用語と表記されている文献やサイトもありました。
間違った敬語、使っていませんか?
■丁寧語も謙譲語も全部がごちゃまぜに…
ございます、はいろいろなところで耳にしますが、毎回ツッコミを入れたくなってしまいます。お変わりございませんか?とか。他に質問はございますか?とか。謙譲語なのになあ、相手を下げてどうするんじゃ!とモヤモヤします。
違和感があります。『ございます』というのは謙譲語、自分に使うへりくだった言い方、相手をへりくだらせてどうするんでしょ?
歯医者に行った時「はい、お口開いて下さ~い」と言われ、開けるのは私だけど、開くのは口だよな~と思い、この人は口に話しかけてるのかな?と思った事があります。
■敬語は正しく使えるように!
丁寧を心がけるあまりおかしな日本語をつかったり、慇懃無礼になったりするようでは意味がない。
敬語を正しく使うことができるかどうかで、印象が違うと思います。言葉一つで、信頼関係が築けるかどうかにも影響してきます
「痛みはいかがでしょうか。」「痛みの程度を教えていただきませんか。」などの方がよいのではと思います。しかし、敬語を使われて、接遇に配慮されていることは感心します。
関連トピック:「
「お痛み」って変ですか?
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イラスト・なしま