2024年11月4日からスタートした1日3問国試ドリルは、月~金で1日3問ずつ配信しています。
このページでは、1日3問国試ドリルで配信した問題のうち、「老年看護学」に該当する問題と解答・解説を掲載します。振り返りにぜひ活用してください。【※毎週更新予定】
第1問:高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下が考えられる筋肉はどれか。
- 大殿筋
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
解答・解説
1.(×)大殿筋は臀部の筋肉で、股関節の伸展と外旋に作用する。 大殿筋の筋力低下は、歩行時のバランス低下の原因になる。
2.(〇)前脛骨筋はすねの筋肉で、足関節の背屈に作用する。前脛骨筋の筋力が低下すると、足関節背屈が不十分となり、歩行時のつまずきの原因になる。
3.(×)下腿三頭筋はふくらはぎの筋肉で、足関節の底屈に作用する。下腿三頭筋の筋力が低下すると、歩行時の蹴り出しやバランス低下の原因になる。
4.(×)大腿四頭筋は太もも前面の筋肉で、下腿の伸展に作用する。大腿四頭筋の筋力低下は、歩行時や立ち上がり時のバランス低下の原因になる。
第113回(2024年)