• 公開日: 2024/7/31

【第114回看護師国家試験対策】過去問チャレンジ!「看護の統合と実践」編

ここでは看護師国家試験の過去問3年分から、「看護の統合と実践」に絞った問題から10問ピックアップしました!国試対策としてぜひチャレンジしてみてください。なお、問題の詳しい解説は2ページ目で確認できます。ぜひ活用し理解を深めましょう。




第1問

看護師の人材確保の促進に関する法律に規定されている、離職した看護師の復職の支援に関連する制度はどれか。

  1. 看護師等免許保持者の届出
  2. 特定行為に係る研修
  3. 教育訓練給付金
  4. 業務従事者届

 
解答

1

第2問

機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。

  1. 勤務帯ごことに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。
  2. 内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。
  3. 1人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。
  4. 患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。

 
解答

2

第3問

災害拠点病院の説明で正しいのはどれか。

  1. 国が指定する。
  2. 災害発生時に指定される。
  3. 広域搬送の体制を備えている。
  4. 地域災害拠点病院は各都道府県に1か所設置される。

 
解答

3

第4問

クリニカルパスについて正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 在宅療養には適用できない。
  2. 医療者と患者が治療計画を共有できる。
  3. バリアンス発生の判断は退院日に行う。
  4. 多職種間のコミュニケーションが不要になる。
  5. 一定の質を保った治療と看護ケアの提供につながる。

 
解答

2、5

第5問

午前10時、A県内で大規模災害が発生した。A県内の救命救急センターに、家屋等の倒壊現場から救助された傷病者の受け入れ要請があり病院に搬送された。直ちにトリアージが行われた。搬送されてきたBさん(45歳、男性)には頻呼吸が認められ、胸部と背部の痛みを訴え、吸気時に胸郭が陥没し、呼気時には膨隆している。 発災6時間、Cさん(60歳、男性)は、職場のがれきの下から救助され、搬送されてきた。Cさんの意識は清明、バイタルサインは、体温35.8℃、脈拍110/分、不整、血圧90/68mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉95%(roomair)である。がれきに挟まれていた両下肢は、皮膚の創傷、腫脹および皮下出血が認められた。両下肢の感覚は鈍く、麻痺がみられる。足背動脈は触知できる。尿の色は赤褐色である。血液検査の結果、尿素窒素20mg/dL、クレアチンキナーゼ〈CK〉3万IU/L、血糖値110mg/dL、Na140mEq/L、K8.2mEq/Lであった。圧挫症候群crushsyndrome〈クラッシュ症候群〉が疑われ、救出後から輸液療法が開始されている。このときの看護師の対応で優先度が高いのはどれか。

  1. 1.除細動器の準備
  2. 既往歴の聴取
  3. 全身の保温
  4. 創傷の洗浄

 
解答

1



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第6問

医療法に基づき医療機関が医療の安全を確保する目的で行うのはどれか。

  1. 1.医療安全支援センターを設置する。
  2. 医療安全管理者養成研修を実施する。
  3. 医療の安全を確保するための指針を策定する。
  4. 医療安全管理のために必要な研修を2年に1回実施する

 
解答

3

第7問

Aちゃん(3歳)は、両親(外国籍)と3人で暮らしている。来日して1か月が経った。2日前に急性胃腸炎で個室に入院した。症状が改善し、傾向での食事を再開することになった。看護師が訪室すると、香辛料の香りが部屋に充満しており、唐辛子の入った肉などのたくさんの料理が並べられていた。母親は看護師に気付くと「Aは日本食には慣れておらず、食べられないので家で作ってきました」と話した。この時の母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 普段のAちゃんの食事の内容を尋ねる。
  2. 栄養指導を受けるまで食事の持ち込みはできないと説明する。
  3. たくさん食べさせてAちゃんの体力を回復させるよう伝える。
  4. 病院食を完食するまで、持ち込み食は食べさせないよう伝える。

 
解答

1

第8問

薬剤投与に関する重大な医療事故が発生した。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 患者の状況を確認して安全を確保する。
  2. 事故発生状況の詳細を看護記録に残す。
  3. 薬剤投与に使用した物品は直ちに処分する。
  4. 患者の容態が落ち着いてから上司に報告する。
  5. 患者および家族に事故状況を説明するのは、原因が判明した後にする。

 
解答

1、2

第9問

診療情報について適切なのはどれか。

  1. 診療情報の開示請求は患者本人に限られる。
  2. 類感染症の罹患情報は市区町村長に届け出る。
  3. 医療者は患者が「知りたくない」と拒否した場合でも病状を説明する。
  4. 他院へのセカンドオピニオンを希望する患者に診療情報提供書を作成する。

 
解答

4

第10問

Aさん(72歳、男性)は、妻と2人暮らしで子どもはいない。定年後は2人で旅行するのが趣味であった。Aさんは、1か月前から残尿感や夜間頻尿が気になり病院を受診した結果、前立腺癌と診断され根治的前立腺摘出手術を受けた。退院後は、手術後の補助療法として、外来で放射線の外照射療法を行うことになっている。放射線外来の看護師が行うAさんへの看護師の説明で正しいのはどれか。

  1. 「入浴直後に照射部位の観察をしましょう」
  2. 「照射後は照射部位に冷湿布を貼りましょう」
  3. 「照射部位の皮膚は乾燥させておきましょう」
  4. 「照射部位は強くこすらないようにしましょう」

 
解答

4



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