「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
国試終わりましたね。毎年、たくさんの看護師が誕生しているのに、地方の現場はやっぱり、人員不足で大悩み。
みなさんの職場や周りでの印象はどうですか?
あなたの職場、人手は足りてますか?
■足りてません!
万年正社員不足(ToT)
ナース歴29年、今まで看護師の数が充実してる病院、施設に巡り会ったことがない。文句をいいながらでもそこにいる以上『やるっきゃない』のが現実。
病院も不足してますが、施設も訪問看護も足りません。看護体制7:1が始まった時が一番、求人を出しても来なかったなぁ。
うちの病院では、かなり深刻です!特に私の病棟では、ひどいときは60対2になります(泣)まともな看護もできるはずもなく、でもどこの病棟も人手不足なので、文句は言えません…(–;)
■対策さえ取られてません…
私の職場は昔から出入りが激しく部長が変わってからは、スタッフや患者の事は全然考えてくれてない人でとても悲しく残念でなりません。だから辞める人は多いのに入ってきません。
都市部の小規模病院勤務です。離職対策は、一切してないです。教育体制なってない、人間関係悪い、嫌であれば、さっさと辞めろ状態。こんなところでは、不足続くでしょう。
次々やめていくスタッフがでてきます。その結果、残されたスタッフでやりくりするので負担が大きい始末。上層部はデスク上で考えず、現場を見なさいって感じです。
看護師が充足かつ離職率が少ない病院は対策を練っていて、足りない足りないといつも募集かけてるところは何も対策をこうじていないような気がします。
人手不足の原因は…?
■やらなきゃいけない事が多すぎる!
高齢、認知症の患者様が増えられてケアレベルも増し、勤務は過酷さを増し、書類なども増してきて残務も余儀ないと、増えた人員も辞めるの悪循環なのでしょうか。
昔は家政婦さんが付き添うパターンが多く、食介やおむつ交換などの身の回りのほとんどを世話して頂いていたのが、今はそれらの業務を看護師サイドでやらなくてはいけなくなったから、人手不足に拍車をかける事になったんだと思います。
重傷~オムツ交換入浴介助に明け暮れるのが現実で「こんな事する為に看護師になったんじゃない」と現実に新卒は皮膚科や医院に流れ現場は人員不足は深刻です。
■給料が安すぎる!
前の職場は正社員が少なく、派遣さんの多い職場でした。私は正社員でしたが派遣さんのほうが給料がよかったです。私は主人の転勤で退職しましたが、人間誰しも条件のよい職場で働きますよね。
一部上場企業では15分単位で残業代が出ました。残業が多い部署は、人を増やしたり部署内で仕事量の調節をしたりの対策をとり、社員が働きやすい環境を会社が作っていました。看護の世界は労働環境を良くしようというのが無いです。
島根県時代、常勤で2交代夜勤を月5回して、やっと20万ちょっとの手取り。大阪に戻り進学して看護師になり、(准看護師経験+看護師経験)×1万円=基本給ぐらいくれる病院に就職しました。田舎では考えられない手取りです。もう、二度と田舎暮らしできない。だから、地方では人手不足って、私は思います。
看護師不足は解消できる?
■ムリでしょう…
出産をして思うのですが、まだまだ女性が社会進出できる世の中ではないですよね。医療業界に限らず。私の学生時代の友人も半数ぐらいは辞め、パートが大半、バリバリやってる人は数人です。続けていくのはまだまだ難しい環境というのもあると思います。
一番、看護師の仕事も知ってるはずの医師が、看護師に理解ないように思えます。それでは、看護師ももういいです、これから高給いただいてる医師だけで病院してください。看護師のかわりもしてくださいね、私たち看護師はもう辞めますから状態になります。
環境も整ってないのにさらに業務拡大の話や准看廃止運動。資格はあってもまともに働けない職場の多い専門・認定看護師。政治的な部分も関わってくるけど、問題山積みの看護師の世界。なかなか解決しないでしょうし…
どんなに看護基準が変わろうと、WLBをやっても、第3国から看護師を輸入しても、吸痰や胃瘻のケアを介護福祉士にさせても、それに逆らうかの如く、ますます不足していきます。人的資源には限りがあるという認識がなく、湯水のように安く使うから。
公民問わず、サビ残あり、有休流れあり、年齢昇給止めあり、重労働あり、仮眠時間無しの長時間労働あり、訴訟の被告となる、天使の呪縛、などなど、伝統的ブラック企業であり、今後も改善の見通しはないので、永遠に続きます。
高齢者の在宅にしても、国や国民は訪問看護師がたくさんいると思っている。同資格者でありながら敬意も、お互いの尊厳も大切にしない。仲間割れでやめる。そんなことはわかっているので、みんな諦めています。
■解決の糸口は…?
在職者の退職をいかに抑えるか…これがキーポイントですよね。労働条件の良し悪しは、少なからず退職に影響しますので、労働組合がしっかり機能しているかどうかによって、ナース不足の度合いも違うように感じます。
集まりにくい病院は辞めないようにする取り組みや、他病院からの中途採用に絞った募集やフォロー体制の確立が重要で、さらに看護協会や行政による人材偏重解消への取り組みも大切でしょう。
男尊女卑って言われそうだけど、もっと男性看護師が増えればいいなあ。看護はもう女だけの仕事じゃないし。いつまでも女の職場にしているから、レベルの低いいじめが横行するのかもしれん。
関連トピック:「
看護師不足は続く?
」
イラスト・なしま