編集部セレクション
  • 公開日: 2023/9/13

ブラック病院は、なぜなくならない?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
就職難なので、条件の悪いブラック企業でも潰れないのは分かります。
しかし、看護師不足なのに、どうして条件の悪い病院が平気で営業し続けられるんでしょうか?
みんなで、条件のいい病院へ転職すれば、悪い病院は淘汰されるとおもうのですが、どうしてそうならないと思いますか?

 

ブラック病院がなくならない理由

■患者さんのニーズ

患者さんにとって、最寄の病院がそこしかなかったら、かかるだろうから、無くならないと思いますね。

職員にとっては「労働条件の悪いブラック病院」であっても、受診される、あるいは入院されている患者さんやそのご家族にとっては「その地域になくてはならない病院」だから、経営が成り立つのではないでしょうか。

求めてる条件が違うからではないでしょうか。患者側としては…家から近い、信頼できる医師がいる、相性が良い医師がいるなどなど…

■ナースの価値観の違い

条件悪くても居心地がいいとか、辞める勇気がないとかいろいろあるのではないでしょうか?自分は居心地悪くても他の人は居心地いいと感じるかもしれないですからねー。

働く人それぞれの条件や価値観が違うからだと思います。条件が良い・悪いはそこに入ってみないと詳細は分かり難いという事もありますよね。条件が良い職場で働くだけが良い事だとは、わたしは思いません。

条件の駆け引きは人それぞれ。何を譲って、何を譲れないのか。ブラックでも法を犯していなければ成り立つ。

条件の良い悪いは勤務する人の価値観じゃないでしょうか?

ブラック企業でも、中にいる人にとってはバラ色の条件の人が存在するんでしょうね。そして、上手いことお金を儲けてる。だから潰れない。監査にも引っかからない。

■別の要因も…?

もとをたどれば、大病院からの紹介で転院というケースがほとんどです。在宅でも無理、大病院は入院期間が長くなると経営上マイナスなので、その受け皿になってるのが現状です。だからその現状を国の上層部がどうとらえるかだと思います。

減り続けてるのは、たぶん7対1にしている大病院が、若い看護師を採用したがるからだと思います。30代よりは20代と若い人を好むと思います。年寄りの僻みに思うかもしれませんが、それはあなたの実力でしょうと云われるかもしれないですが。

待遇に不満を持っても、転職できずに愚痴を言うくらい事しかできない人が多ければ病院としてやっていけるでしょう。

職員の勤務環境、利用する患者さんの満足度、その他、地域の特性等々、経営が成立する条件は一つだけではないですよ。

職員を大事にしなくても、患者さんを大事にしていればとりあえず人は集まってきますから、辞める人間がいればまた次ぎを雇えばいいくらいの感じで、個人が思うほど組織としては大した痛手にはならないでしょうし…

職場の環境が悪い原因が、居座る限りなくなりませんな。原因がいることで、得する人もいるんで、仕方ないんですよ。

「条件」は一言では言い尽くせない。

条件て、給料とか休日とか福利厚生の件でしょうか?その条件の悪い病院は、これから増加していくんじゃないかなぁ~?と思います。

スタッフ側としては…給料第一、福利厚生第一、人間関係第一、通勤距離第一、業務内容(定時で帰れる業務内容)第一などなど…

看護師不足でも、条件のいい病院に雇ってもらえる看護師だけではないと思います。年齢・経歴などのせいで条件の悪い病院にしか就職できない人もいるのではないかと。

人間関係や就業時間を始め、条件の良さは人それぞれの感覚でちがうと思います。よって、周囲の人はこれさえ我慢すれば後はいい条件だからと我慢している人が多いです。

関連トピック:「 職場として条件の悪い病院はなぜなくならないか?
イラスト・なしま

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