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先日監査がありました。監査の前になると、書類の内容に不備が無いか、記入漏れが無いかなどチェックをし、大掃除並みの掃除をします。
そこまではわからないでも無いのですが、当日いつもは廊下にあるストレッチャーや車椅子を病室に隠したり。様々なファイルや収納ボックスなどをを休憩室や絶対見ないような場所に置いたりしています。そして、スタッフはなるべく監査人と会わないように、病室に閉じこもり、何時もは開いている病室の入り口を閉めます。
このような監査って意味があるのだろうか?と思いました。
監査前は、どこもバタバタ!
■「こんなもの」だと思ってます。
監査の意味を考えれば付け焼き刃のような行動はダメなんでしょうけど、だいたいの病院がそんな感じだと思いますよ(-.-)監査が近づくにつれて、管理職の人達がやつれていっていたことを思い出しました。
新人の私達は監査人に何か質問されても答えられないということで、隔離でした。他の看護師さんも、皆でパソコンを持ち出して、空き部屋に閉じ籠ってました。
同じようにしてます。監査後2~3日はその状態を保つのですが、徐々にもとに戻っていきます。
同じく私も、自分の病院かと思いました。どこもこんなもんですかねぇ。
■とにかく片付け!とにかく整理!
感染BOXも全て新しいものにかえ、何も入ってないのは不自然なので、新しいルートを開け、捨てたりしてました。
今勤務中の病院も監査や機能評価に向けて何時も大掃除ですね。片付けに1週間掛かりです。しかも師長が先頭きって業務しないで。何時も何なんだろうなって思います。
監査の時はその場しのぎ。病室に隠すので、監査の時は患者さんにとって最悪な環境になってしまっている病室が出来てしまいます。
こんな監査って意味あるの?
■もし監査がなかったら…?
もし監査が無かったら、どうでしょう?定められた遵守すべきルールや規範を認識してこその監査時対応(付け焼刃的対応であっても)なのだと思います。監査員に指摘されないように準備するという事は、管理者が既に検証したり是正すべき点を是正している行為でもあります。その点で監査を受ける意味があると思います。
それをしなければ荒みまくっている訳でしょ?病棟内も記録もその他の記録物なども。恒例の病院大掃除だと思えば良いのでは?最近ではそう思っています。
■「監査」の意味を考えよう
私も数ヶ所の職場を経験しましたが、>ひどく法令違反ではなく、日常、何処にでもある一般的な病院でも似た状況でした。つまり、監査に準じた病院運営って、可能なのか?
監査は、医療がきちんとされているか確認する為には必要ですね。常日頃からきちんとされているのが好ましいですが、これは、管理職の能力にかかっていると思います。
せっかく器具を片付けたりするんであれば、監査が終わると同時に元に戻す…のではなく、規定に抵触しない場所に収納し直すと良いですね。
色々隠してしまう書類関係も、視点を変えて考えると監査=患者様が安心して療養生活を送れる色々な意味での環境=が何故必要なのか解ってくると思います。
■監査から気づくことも
以前は、私も監査の前は、書類の整理など大変でした。でも、今は、少しの時間があれば、監査で指摘されるような内容は分かっているので、出来るだけ意識して、皆に声かけ、やるようにしたら、監査の前に直したり、焦って整理整頓しなくてもよくなりました。
監査でも病院機能評価でも何でもそうですが、それを意味のあるものにするかどうかはその病院にかかっているのではないでしょうか。これは本来良い事?とか、どうあるのが正しい?などを考えるきっかけに出来れば、病院はそれまでよりもっと良くなるのではないでしょうか。
監査が入った時の病棟の状況が、患者さんにとっても医療者にとっても一番良い環境だと思われてるのですよね?とても良いことに気付けていると思いますよ。その気付きを思っただけでなく行動に移されてはどうでしょう?
”定められた遵守すべきルールや規範”を全て、全てのスタッフが承知しておくことが理想ではありますが、特に記録類に関しては(経時的な事は後で修正が難しいので)各々が常々遵守したいものですね。
廊下に出された ストレッチャーや車いす。緊急避難時には、通行の妨げになるので、本来は 出しっぱにしちゃいけない。それを見られたら当然指導の対象になるし、心証も悪いし。でも、毎日の業務の便宜上、ちょこっと置いておいてしまう。これって どこの病院にもある光景だと思うけど、これが当たり前になっちゃいけないんですよね。
関連トピック:「
病院監査の時は?
」
イラスト・なしま