アンケート
  • 公開日: 2022/10/17

【連載】ナースにアンケート大調査!みんなどう思ってる?

仕事中に「いまさら聞けない…」と思ったことがありますか?

新人ナース時代は分からないことは何でも先輩に聞けたし、分からないことが当たり前だった。
でも、いつしか「もう3年目だし…」「この手技見たことあるけど…」と自信がなく不安なことが出てきて、恥ずかしさが先に立ちうやむやにしてしまっていることってあるかも。
もちろん患者さんの安全のために、間違ったことをしてはいけないと分かっているけど…

 

「いまさら聞けないこと」ある?ない?

ナース専科調べ(2022年9月24日/有効回答数:516)

8割以上のナースが「いまさら聞けない…」と仕事中に不安を持つことがあると回答。
年齢や経験を重ねる毎に身に着けたものも多いけど、忘れてしまっていることもたくさん…
「いまさら聞けない…」と感じたときのナースはどんな手段に出るのか?

 

いまさら聞けないことがある

いまさら聞けないこと

病棟にある電カルの使い方

病名の英語やドイツ語の表現短縮表現など聞きづらい事は沢山有ります。

介護施設に勤めていて、創処置に使う軟膏を何にするかを聞けない。
介護職員には何でも知ってると思われているが、分からないものは分からない…

職場の人を「ヘルパーさん」など職種で呼んでいてお名前を覚えていないとき。

時間の経過によって忘れることは多い

極々たまにドクターの介助につくことがありますが、あまりに久し振り過ぎて必要物品、何を準備したらいいのか分からなくなるときがあります。

後輩が増えてきて、人工呼吸器の組み立ては後輩に経験させるため、どんどん経験の機会が減ってきます。すると、急遽組み立てるとなった際に出来ず、困ったことがありました。

久しぶりに病院に勤めた始めた時、輸液ポンプ、シリンジポンプの使い方に戸惑った。

経験年数とともに聞きずらくなる

年数がたってるのにそんなことも分からないのかと思われるのが怖い

正確なルールを把握していないまま月日が経ち、今更聞きづらいことがあります。最初に分からないことは質問しておけば良かったです。

年齢的にはかなりのベテラン層になるので相手の方からすると知ってて当たり前という感じで説明されたりして、こちらも知らなくて恥ずかしいという思いがありますが知らないと怖いので聞きます。

はっとする瞬間

緊急カート内の物品について学習する機会を逃したまま数か月過ぎてしまったが、急変に対応する先輩に付いて回る機会も増えており、いざと言うときに持ってくる様言われても、全く対応出来ない事に気付いた。

いつもやってることの根拠を問われたとき、漫然とやっていたことに気付いて、自分で調べた。

命に関わることだから

聞かないと思っても知らないまま行うのは怖いので、怒られるのを覚悟で聞く。

いまさら聞けないなと思っても、それが患者さんの生命に関わるような事の場合は、怒られてでも先輩に聞きます。

不確実なまますすめて悲惨な結果になるのが嫌なので教えてもらいました。

誰かに聞いて対処するタイプ

同期にこっそり聞いたり薬剤師に聞いている

昔から使ってる物の位置とか、必要な書類とかを聞きにくい。自分のメモ帳を見るか、怒られない優しい先輩を探して聞く。

マニュアルをみたり、こっそり、後輩にきいたりしている

自分で検索して対処するタイプ

略語で説明を受けたとき、なんの略語だったか、度忘れしてしまうことがある。こっそりグーグル検索をすることが多い。

インスタの医療者のアカウントを見る

緊急時は聞きますが、緊急性のないものは自宅に持ち帰り調べます

聞きにくいことをなくす努力

急変時対応は、頻繁に起きることではないので、いざとなると誰にも聞けないと思うが、その場になると分からなくても聞くしかないと思った。そしてすぐに勉強してイメトレ、現場の仲間とシミュレーションする

10年以上の看護師歴があるため、初めての処置や看護について新人のように「わかりません。」と簡単に言えない。そのため、同僚看護師がその処置や看護をしているところを見学したり、自己学習をした上で「勉強や見学はしたが、経験したことはない」という段階まで自己努力をした上で同僚看護師に声をかけるようにしている。

 

いまさら聞けないことはない

新人ナースは何でも確認

まだ新人時期で、間違えたりするほうがいけないと思い、確認するようにしている

新人なのでわからなくて当たり前と思って、患者さんに迷惑がかからないように対応する必要があるので、確実にするために今更聞けないと思わず行っています

患者さんを第1に考えればこそ

今さら聞けないといういっときの恥より、患者さんの安全優先で恥を忍んで聞くようにしているから。

>今さらなど考えた事はない。
経験年数関係なく、知らずにやる事はとても怖いので、疑問に思ったらすぐにその場で聞くようにしている。

分からないまま仕事をすることは、危険です。看護は、エビデンスに基づき看護するので、わからない場合は、必ず確認する習慣を身に付けています。

何でも聞ける職場環境とは

聞ける職場だから、安心して仕事ができるしインシデントもかなり回避できてると思っています。

職場環境が良かったので、質問しても怒られることは無かったです。

自分で予習復習もするし、先輩たちが優しく、ミスするくらいなら何度でも聞いてほしいと言ってくれるため

 

イラスト・まえかわしお

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