看護師の業務は命に関わる仕事だから責任も大きいことは誰もが知っていること。
もちろん一挙手一投足すべてに責任を感じて看護や業務をこなすことは理想だけど、1日中張りつめていたらストレスで崩壊するかも…
たくさんの仕事の中でも、看護師が特に気を引き締めて取り組む「責任」を感じることとは?
看護師の責任
ナース専科調べ(2022年7月11日/有効回答数:760)
患者さんの生死に直結する「薬の管理や処置」への責任の重さは、多くのナースが常に感じていること。
でも、生死に関わらないから責任がないわけではない!お看取りやコミュニケーション、管理業務、急変対応なども責任があるからこそ、よりよい看護や安心に繋がる!
多くのことに責任感を持ちながら働く看護師はカッコイイ‼
薬の管理や処置
生命に直結するから
薬の指示を間違えると命に関わることもあるから。
インシデントや医療事故を起こす危険性があるから。
自分の見落としが症状の悪化に繋がる事もあり、毎日緊張感が大きいです。
多忙なためより責任を感じる
何人もの薬を一人のNsがチェックするのは精神的に追い込まれるし、大変。
複数の薬剤や処置を、受け持ち人数の分をマルチタスクでやるため気を張り詰める
毎回同じ事をするにもミスのないよう細心の注意が必要だから。
最終確認者となるため
薬剤投与の際には最終確認者としての責任があるし、薬剤投与や処置には患者に侵襲を与えうることなので緊張する
医師の指示を鵜呑みにしてはいけず、看護師自身のアセスメントを元に、実施しなければならないから
自分の知識不足など誤った指示受けが事故につながる可能性があるから
患者さんのお看取り
家族への影響も大きい
家族への精神的なケアが大事で、一様に同じ関わりとはいかないかな
看護師の適切な声かけや対応が、患者さんのみではなく、ご遺族の人生にも影響を残すため。
看取りは本人だけでなく家族のケアも必要を感じるし、看取りをしていない施設で働いていると色々怖い。
人生重要な時間だから
患者さんの人生において最も重要な場面であると思うから。
全ての人に与えられる人生で一度きりのことだから。
細かな気配りが大切だから
家族が最期に立ち会い、悔いのない別れができるのかは連絡のタイミングなど看護師の判断が大きいと思う
患者だけでなく、家族を含めた対応となり、自分よがりでなくチーム間で情報共有するなど、様々なことに気を配る必要があるため。
それまでの看護を振り返ると…
自分の観察や判断がきちんと出来ているのか、患者さんにとって最善の処置が行われ最期の時を迎えられたのか不安が残る時があるから
いろんな最後があるけど、その人の最後に立ち会うのは、それまでの処置やケアなどを考えさせられるから
もっと何ができたんじゃないかなと思う
声かけもそうだし、最後の処置や、本当に看護はこれで良かったのかと悩むことがあるから
管理業務
最終的な責任を負うから
部下の失敗を全て責任をとらないといけないこと。クレーム対応など
管理者として、患者家族の対応や職員のミス対応
病棟管理はスタッフすべての言動に責任を負うから
回りまわって患者さんに影響する
スタッフの管理と患者様の安全・療養環境などすべてにおいて繋がっていると感じるから
全体をうまく回すことが患者の安全や安楽に繋がるから
手術室で患者の安全を守る為にもわがままなスタッフへの注意喚起や行動統制が難しく患者へ不利益になる可能性があるから
多くのスタッフへの影響力が大きい
病棟全体が同じ方向を向かって良い看護を提供できるよう、業務改善や新人教育を考え続けないといけないから
自分の発する言葉や雰囲気が病棟の働きやすさや人間関係に影響する。また個人のキャリア形成にも関わってくる。
自分の言動が病院全体の人事やチームワーク、人の評価につながることがあると感じるから。
多くの業務に責任がある
患者さんだけでなく他職種との調整役でもあり多方面に神経をつかうから
現在、主任をしており、職場の人間関係や病院の方針、コスト面など色々な事にも気をかけなければならないから
書類整理、加算業務管理、など抜けると大変になるから
患者さんとのコミュニケーション
より良い看護・治療のために
コミニュケーションから患者に必要なケアを導くから
相手に伝わっているかどうかでケアに影響がでるから
精神科なのでコミュニケーションをとる中で治療していくから。
自分の声かけで、相手のやる気をアップさせたりダウンさせたりするから
患者の人生を左右することも
言葉がけ一つで患者さんの人生を左右することがあるので。
私の一言で患者さんの残りの生き方が変わる可能性があるから
自分の言った一言で考えが変わってしまうから
信頼関係を気付くためにコミュニケーションは重要
対応しだいで患者さんからの信用を失くすから
特に不満や不信感などの訴えを充分聴く姿勢により、その後の患者、家族との関係性も大きく変わるから。
声掛け1つで安心や不安を与えてしまうから
その他の責任を感じる場面
全ての言動に責任がある
命に関わることだから仕事すべてに対して責任重大
人の尊厳や命に関わる仕事のため、常に感じている
どの仕事も看護師として責任を持ちながら働くのが当たり前だから
急変時は特に責任を感じる
全く予期しない急変の判断をしなければいけない時
看護師の的確なアセスメントで、今後の予後が左右される事もあり得るから。
急変時の患者さんへの薬剤投与。昇圧剤や筋弛緩剤、麻薬などの慎重投与が必要な薬をその場の口頭指示で積めて投与するとき。
イラスト・まえかわしお