アンケート
  • 公開日: 2022/6/20

【連載】ナースにアンケート大調査!みんなどう思ってる?

現場で、血圧計は何を使用していますか?

看護師にとって血圧測定はお風呂に入るのと同じくらい、いやそれ以上の毎日のルーティンワークと言っても過言ではない。
看護学生時代は水銀式血圧計で測定するのが当たり前だったけど…
医療機器は日々進歩し、さらに忙しい業務や様々な症状の患者さんを前にして看護師の血圧計選択はどのように変化しているのか。

 

血圧計の選択

ナース専科調べ(2022年5月13日/有効回答数:491)

圧倒的に使用率が高いのは便利な電子式血圧計(上腕式)。少数派の水銀式血圧計はもはや時代遅れなのか…
どんなに機器が進化しても結局使うのは人間だから、看護師も確かな目で機器を見極めなければ!

 

電子式血圧計(上腕式)

病院採用は電子血圧計が圧倒的に多い

施設で用意してあるから使っているが、マンシェットがボロボロで手で押さえて測っている。正確な数値なのかといつも思う。

病院が導入してるのが、上腕式の電子血圧計なので

施設の物品がワンハンド式なので、それを使っているが、たまに、自分の耳のほうが性格なんじゃないか?と思う事もある。

どの血圧計よりも便利!

一番使いやすくて、正確だと思う

自動で数値が全部カルテに飛んで入力されるため便利。

データーが保存できるので便利だと思い購入。

忙しいナースに効率が良い

血圧測定の間に熱が測れる

自動血圧計は装着した後に状態観察がしやすい

自動血圧計は血圧と脈拍を測定してくれるため、忙しいときとかはとても便利

台数不足で取り合いになる現状も…

病棟備品が少なくて取り合いに負けると仕事にならないので備品と同じものを購入した

基本的に1年目は余ったものを使うので、水銀を使うことが多いです。なので、先輩が使っている電子血圧計が羨ましいです。

病棟で使っていた血圧計が使いやすかったが、病棟に1台しかなくいつも独占したら悪いなと思い購入し使用している。

電子血圧計は不信な点も…

電子は便利だけど、アネロイドと差がでることがあるので、どちらが正しいのか不安になることがある

電子血圧計であるが聴診器で聞かずに全てオートでするため本当に正確なのか不安になる。でも慢性期病院のためいいかなとも思う。

測る度に値が変わる場合がある。何故、または安物?と思うときがある。

基本は電子血圧計だが臨機応変に

夜勤のときは電子血圧計。病棟に2つしかないので、日勤のときはアネロイドを使ってる。電子でも数値に疑問を持つときはアネロイドで測り直す。

看取りで血圧が測れないときは触診できる水銀または加圧式の自動血圧計を使っている

機械は壊れることもあるので、アネロイドで聴診して計測するのも確実性はあるので両方あれば最強。

 

電子式血圧計(手首式)

特殊な状況下での測定では最適!

デイサービスで大勢を早く測らなくてはいけない為、手首用を使っている。

拘縮している患者が多いため、手首が使いやすいから

車椅子での測定は手首が便利で使用しているが状態によって上腕式やアネロイド等使い分けている。

正確な値ではないが精神科の患者さんは待てないので使用している

手首式は正確性に欠ける?

手首と上腕で誤差が出るので再検しないといけないことがあるので何とかならないかと思っている

持ち運びしやすい。ただ手首の細い人はうまく測れない

手首用の電子血圧計を目安程度に使ってる。

自動血圧計は楽でいいけれど、正確性はどうなんだろう。

 

アネロイド型血圧計

アネロイド型血圧計のメリット

職場や屋外で電池切れを気にせずに使えるので良いと思う

訪問などに持っていく為、持ち運びしやすいアネロイドを使用している。

訪問看護をしているので、機械より電池切れや故障より安心安心。

アネロイド型血圧計への信頼

アネロイド型を使用しています。たまに自動血圧計も使いますが、値に信用できず、結局アネロイド型で測り直します。

血圧の変動の指標なら電子血圧計でも良いが、より正確な値を知りたいならアネロイド型だと思う。

電子血圧計だと脈拍に不整があるときなど測定値が正確でない

自分で加圧して目で見て音を聞いて確かめられる安心感があるので

自動血圧計よりは、状態に応じた臨機応変な対応ができていい。情報が多く得られる。

 

水銀式血圧計

水銀式血圧計は時代遅れ?

正直面倒くさい。でも院長の方針で水銀計を使っている。電子は高く出るからということらしいが、高く出る物として使用すれば良いと心の中で思ってます。

会社の方針だが、急変時はアネロイドが欲しいと思う。なぜなら水銀の音聞こえない

新人なので水銀血圧計を使うように指導されているが、時々測れない時があり扱い方が不便だと感じる時がある。

使いづらいので変えて欲しい

 

イラスト・まえかわしお

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング