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新人です。オペ室の看護師はバルンの挿入を日常的にしていますが、病棟看護師は男性のバルン挿入が禁止されています。
調べてもちゃんとした規制などはないようなのですが、これはどの病院でも禁止されているのでしょうか?また、なぜそのようにされてるのか理由・根拠を知りたいです。
男性は尿道が長いから損傷しやすいとか難しいからとかの理由だけなのか…
病棟ナースが男性のバルン挿入を禁止されている理由
■男性のバルン挿入、禁止されていますか?
法律的な規制はありません。が、男性の膀胱留置カテーテルの留置を禁止しているところが多いように思います。
尿道に損傷や問題がない場合以外は普通に看護師が入れてますよー!そんな規則?あるんですねー
基本的には男性看護師。挿入困難患者は医師。手技に不安なく経験値の高い女性看護師は入れて良いことになってます。
必要に応じては、挿入しています。挿入困難があったりすれば、医師に依頼しますが、絶対の規制/制限はないと思います。
膀胱留置カテーテルを看護師が男性患者に挿入してはいけないという法律やそれに類する通達などはありません。
看護師が入れてますよ。オペナースですが、救急外来にもいくので、男女問わず行います。ウロの患者さんのみ医師にお願いします。
男性の持続バルンは医師がしていました!!一時的でしたら医師の指示があれば良かったので、医師がすぐに動けない時はそれでしていました。今の職場は全て医師がしています。
男女とも導尿は一時的でもバルンでも看護師で行ってます。挿入困難があった場合に主治医報告して泌尿器科にコンサルトされる流れです。
■病院・施設によって変わる対応
以前、総師長から“医師の指示.依頼があっても男性のバルン挿入はしないで下さい”と注意がありました。今の病院は看護師が挿入しています。病院によると思います。
最初勤めた病院は、看護師が挿入。但し無理はしない。尿道の損傷に注意。その後の病院は、男性患者の膀胱留置カテーテル挿入は医師が行う。訪問看護は、医師の指示で男性も膀胱留置カテーテル入れ替えしてます。
当院は、男女問わず基本的にドクターが行っています。ずっとドクターが入れているからっていう、理由にならない理由です。以前勤務した施設では看護師が挿入していたので、職場風土なのでしょうね。
前の病院病棟では、ナースが挿入してました。いまの職場では、男性患者のみ、医師挿入となってるそうです。今までやってたのに、えーって思うことはあります。
■禁止の理由、考えられるのは…?
前立腺肥大などでカテーテルを挿入した際に損傷させてしまう可能性があるからです。
入院患者さんは高齢者が多いですよね。なので前立腺肥大の確立が高い。前立腺損傷のリスク高いから何かあったときの為に医者が入れる病院もありますね。
病棟等の意識下で男性患者さんの羞恥心を惹起しないようにといった配慮と尿道狭窄や前立腺肥大があると入りづらいこともあるという理由でしょう。
極端な言い方をすれば、リスクが高いのでそのリスクは医師に負ってもらおうというのが一つの見解としてあると思います。上手い、下手の問題ではないと思いますよ。
訴訟の問題ではないかと推測されます。尿道損傷で患者が訴えた場合、よほどの問題が無ければ敗訴することはないと思いますが、そのようなトラブルを防止するためなのかと思われます。実際に訴訟もあるようですし。
■実際に起こった「インシデント」「アクシデント」
他の病院の入院患者さんで男性の方でバルンを入れて尿道孔を作ってしまったと受診に連れて来られた事がありました。
私の以前の職場でも、バルーン挿入中に途中にも関わらず、固定水入れてしまい、尿道損傷したアクシデントありましたよ。
勤務してる病院では、男性は前立腺肥大によるバルン挿入トラブルと浅い挿入のまま内注固定をした結果で尿道裂傷を起こした事例がありました。
前立腺によって大出血した患者様がいて、以降医師が男性患者様の挿入をしている時もありました、また、男性患者様の挿入中に出血することも実際ありました
過去に出血しコアグラが尿道に詰まった、という事例があったそうな。
バルーンを膨らませる場所が膀胱と尿道の際で尿道を傷つけてしまい、PCIでヘパリンを流した際出血がひどくなったことなども院内でありました。
関連トピック:「
病棟看護師のバルン挿入
」
イラスト・なしま