「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
今年ナースになったばかりで毎日てんてこまいです
最近危うく命に関わるようなインシデントを起こしてしまい、それ以来仕事に行くのが怖くて苦痛で仕方がないです。
今まで危機感がなかったんです。やるべきことをなんとか時間で終われるようにやっていました。その結果がかなり危険なインシデントです。
ちゃんと観察してるつもりなのに異常かどうかも判断できていない。何が異常かもわからない。
自分はいつか重大な事故を起こす気がします
人を助けることに憧れてこの仕事を選んだのに、今では人の命を奪うかもしれない恐怖しか感じないです。
反省して次頑張ろうよりも、次はもっと危ないことを犯すのではないかと思います。命を預かる仕事がこんなに重いとは思わなかったです。
正直辞めたいです。
看護師を長く続けられてる先輩達はこんな重圧を乗り越えてきたと思うと尊敬します。でも、自分には無理な気がします
命を預かるのが怖い…
■「怖い」経験、ナースには必ずある
この仕事に就いて 何十年が経ったでしょう。今思い出しても、怖さが甦ってくる出来事が一杯あります。今だからこそその恐さが解ったことも沢山あります。
看護師3年目の時、オペ中に先輩看護師が引き起こした患者さんの命に直結するインシデントを私は発見しました。血の気が引いていった事を今でも忘れません。
チームワークでありながら、細心の継続的な観察を怠った自分を、とても情けなく、命を託された職業人としてこれではいけない、患者さんに申し訳ない、とその日は眠れませんでした。
私も新人時代、蒼くなるような、重大な誤薬をして、ショックで、薬に触れなくなり、一年夜勤もしませんでした。
■「怖い」と思えて良かった
人の命を奪うかもしれない恐怖、その怖さを知ったからこそやっと、看護師になる資質を得たのではないですか?
その気持ちを感じられる人だということが医療に関わる者として必要な要素のひとつだと思います。
今回のインシデントは、命の重みを考えるきっかけとなり逆に良かったのではと思います。
悪いことばかり考えず、飛躍していって欲しいし、きっとこの職を選んで良かったって、思う日がくるかもしれませんよ。
何かあったら、怖くなるのは普通のことです。実感できたことで、ショックの後に、振り返り、再発しないように、対策を熟慮して、方法を再構築していければ、見込みある人です。
■本当に怖いのは…
命の重みにビビってる、それって大事なことだと思います。重大なインシデントやらかして平気な顔してる新人もいますしね…。
一番、向かないのは、怖くならずに、セーフくらいで、たまたまだとか、他者や、環境のせいにしてしまう人。
命を預かる緊張感<焦りの気持ちが上回ってしまうこと。これは本当に危うい事です。仕事をこなす事よりも確実に仕事を遂行する意識へと換えましょう。
自覚がないままに、平気で怖いことやってる人もいますから。
私は出来る、と思ったときが一番怖いことです。先輩から学んだ一つ一つが身に付いて、患者に還していけるように、今の気持ちを持ち続けて頂きたいと思います。
■思いつめる必要はない
いつか患者を死なせるかもしれない。でも、それは看護師やってる以上誰でもそうだよ。リスクマネジメント能力に差があるだけ。
悩んでこその仕事でしょ。独りで抱え込むにはまだまだ早い、その為に人生の先輩方がいるんですよ。皆、主さんと同じ経験してますよ。
職場のマニュアルは事故防止のための、防止策が幾重にも張られているだろうから、まずはマニュアルを順守し、行動する前に特に注意の必要な投薬などは、自分でセーフティネットを張ればいい。
嫌々ながらやると、脳にもそのようにインプットされるとか。私またミスをおかしそう。。なんて働くと本当にまた起こしますよ。
■これから、どうすればいい?
重圧は乗り越えるというより、うまく付き合っていくものだと思うよ。重圧乗り越えたつもりが一番危ない。
アセスメントに自信がないからこそ、先輩に患者の状況をこまめに報告したり、自分はこう考えたから大丈夫だと思う…などと自分の考えを他人に聞いてもらう+それに対してコメントをもらう、そう積み重ねて自己の力にする必要があるのでは?
どうか過去を教訓にして下さい、そして未来を悲観することなく一歩一歩前進して欲しいと思います。人は自分に足りないものを自覚した時から、それを満たそうと努力するものです。あなたが感じている自分に足りないもの、それを補う為にこれからは頑張って下さい。
忙しい時はインシデント率が高くなります。1度落ち着き、優先順位を考えましょう。優先順位が低く、他人に任せられる事なら協力してまらう事も必要だと思います。
周りがどう動いているかというアンテナを常に張って 先輩たちの動きをみていれば何故そうするのかということが、段々分かってくると思います。
関連トピック:「
命を扱うのが怖い
」
イラスト・なしま