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【連載】悩みは成長のモト

第1回 患者さんの回復が大きなやりがい

  • 公開日: 2018/1/12
  • 更新日: 2020/3/26

 

仕事に壁や悩みはつきもの。とはいえ、実際に壁や悩みにぶつかると、つまずいているのは自分だけなのではないか、こんなことで悩む自分はダメなのではと思ってしまいがち。このコーナーでは、仕事での壁や悩みを乗り越えて、力強く成長する看護師のインタビューをご紹介します。


患者さんに寄り添う看護を

千鳥ヶ淵、靖国神社、日本武道館などに囲まれ、都心にありながら、豊かな緑に囲まれた九段坂病院。その5階にある整形外科病棟に勤務するのが、阿部晃二さんです。

「同病棟では、生活する上での障害を取り除き、満足度・幸福度を上げたいと手術を受ける患者さんが多い」と阿部さん。「手術をしたら元気になれる」と手術に対して望みが高い患者さんも多いのだとか。

とはいえ、もともとの病気の状態や、リハビリがなかなか進まないケースもあり、理想と現実のギャップにジレンマを感じる患者さんもいて、声掛けや対応には気を遣うと言います。

「例えば、術後の患者さんの離床に関わる際には、今日はどこまでできればよいのか、患者さんと一緒にゴールを決めて、クリアすることを目指します。そして、クリアできた時には、患者さんと一緒に喜ぶことを心掛けています。」

このように、誠意をもって対応することで、患者さんの表情や態度も変わってくるそう。

回復した患者さんから短歌や手紙を手渡されることもあり、「自分の仕事や働きかけが、患者さんの回復につながることに、大きなやりがいを感じる」と話します。

阿部さんの写真

新人時代、自身の知識不足や慣れない環境にカルチャーショックを受けたものの、「看護師長や先輩が作る病棟の空気に助けられて、乗り越えられました」と話す阿部さん。

(次のページでも引き続き、インタビュー記事をお送りします)
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看護師の責任の重さに気付いて

職場環境もよく、仕事にもやりがいを感じ、特別悩みはないと話す阿部さん。それでも、「なかなか休みが取れず、絶対に失敗できないプレッシャーで、体力・精神的に辛さを感じることもある」と言います。

そんな状況を克服できたのは、看護師の責任も医師と同じくらい大きいことに気付いたから。

「患者さんのそばにずっといられるのは看護師だけ。看護師が患者さんの訴えや、異常に素早く気付けなければ、命にかかわるような大きな問題が起こります。学生の時は、看護師は医師のサポートにしか過ぎないと考えていましたが、臨床に出てから、その考えは一掃されました。」

また、入職してすぐの頃には、「学生の時に身に付けた知識では全然足りない」と危機を感じた経験も。

そんな時、役に立ったのが国試の勉強だったとか。「特に、国試の模試対策の勉強で身に付けた知識に助けられました。模試はひねった問題、難しい問題を扱っているので応用力が身に付きます。」

1年目が終わるころには、自分の知識で患者さんの状態を判断・アセスメントしたいという気持ちが強くなり、2年目以降は自分の考えを述べる力を付けたいと考え、日々勉強を重ねたそうです。

主体的に看護に取り組もうとした時に、足りないものに気付いて努力を続ける阿部さん。

「整形は患者さんの回復が見られて、看護師としての楽しみがダイレクトに感じられる」と語る笑顔の裏に、よりよい看護を目指す強い意思を感じました。

コレが効いた!

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