ガンによる転移のひとつ。腹膜播種ってなに？

腹膜播種とは

播種性転移の1つで、がん細胞が臓器の壁を突き破り腹膜に広がる状態。 播種性転移の中には胸膜を破って胸膜の表面にがん細胞が散らばる「胸膜播種」もある。

病気が進行することで播種性転移が起こる。この転移が起こると治癒を目的とした治療が難しくなる。 腹膜播種により癌性腹膜炎が生じ、腹水貯留や腸閉塞、腸管破裂、尿管閉塞などを引き起こす。胃癌、大腸がん、卵巣がんによる腹膜播種からの癌性腹膜炎が多い。