過去13年分の看護師国家試験の問題から分野別に10問をピックアップして出題!
今回の出題分野は…
経管栄養法の合併症とは?在宅中心静脈栄養法〈HPN〉とは?
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それではさっそく問題を解いていきましょう!
第1問
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症がある。誤嚥性肺炎は改善し、退院後も経鼻経管栄養法によって栄養補給を行うこととなった。退院後の病状変化時の対応について母親から不安の訴えがあったため、訪問看護ステーションからの訪問看護が開始されることとなった。
経鼻経管栄養法の合併症予防のため、観察する項目で優先度が低いのはどれか。
第2問
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症がある。
在宅での経鼻経管栄養法の家族への指導で適切なのはどれか。
第3問
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症がある。退院後3ヶ月がたち、母親の付き添いで再び通学が可能となった。しかし、毎日介護と家事とを行っている母親に疲労がみられるようになった。訪問看護師が訪問すると、「今朝血圧を測ったら160/100mmHgだったが、大丈夫だろうか」と母親から相談があった。
受診を勧めた上で次に行う対応で適切なのはどれか。
第4問
脳幹出血で四肢麻痺となった78歳の女性が退院し帰宅することとなった。長男の妻が「私が仕事をやめて介護すると家族に決められました」と沈んだ様子で看護師に話した。
最初の言葉かけとして適切なのはどれか。
第5問
39歳の女性。専業主婦。会社員である夫と16歳の長男との3人暮らし。子宮頸癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなく疼痛コントロール目的で入院となった。本人は治療しないなら家に帰ることを強く希望している。臥床している時間が多いが、排泄時はべッドサイドのポータブルトイレを自力で利用可能である。病院から訪問看護ステーションに訪問の依頼があり、夫と面接することになった。夫は「私が介護をするので、家に帰るという本人の希望をかなえたい」と相談した。
夫に確認する情報で優先度が高いのはどれか。
第6問
39歳の女性。専業主婦。会社員である夫と16歳の長男との3人暮らし。子宮頸癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなく疼痛コントロール目的で入院となった。本人は治療しないなら家に帰ることを強く希望している。臥床している時間が多いが、排泄時はべッドサイドのポータブルトイレを自力で利用可能である。1週後、在宅療養を開始した。在宅療養支援診療所の医師が週1回、訪問看護師は日曜日以外毎日訪問することとなった。下腹部痛と膨満感に対して、フェンタニル貼付剤と臨時追加投薬の速効性オキシコドン塩酸塩水和物との内服で病状は安定している。
訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
第7問
39歳の女性。専業主婦。会社員である夫と16歳の長男との3人暮らし。子宮頸癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなく疼痛コントロール目的で入院となった。本人は治療しないなら家に帰ることを強く希望している。臥床している時間が多いが、排泄時はべッドサイドのポータブルトイレを自力で利用可能である。
終末期が近づき医師から家族に病状が説明された。夫から「家で看取ってあげたいが、今後どうしたらいいかわからない」と相談があった。夫への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
第8問
胃癌で在宅中心静脈栄養法〈HPN〉が必要な70歳の男性。ADLは自立している。妻との2人暮らし。患者の退院調整を始めることを計画している。HPN開始に際し優先度の高い情報はどれか。
第9問
脳梗塞の後遺症で左片麻痺と嚥下障害のある患者。家族への食事介助の指導で適切なのはどれか。
第10問
63歳の女性。末期の悪性腫瘍で在宅療養となった。公的保険で受けられるサービスで正しいのはどれか。
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