1.老人性難聴のある患者は音を聴き取ることが負担となるので、必要最低限の会話だけをするように心がける。
2.話しかける時はなるべく高音ではっきりと話す。
3.会話中はドアを閉めたりテレビの音を小さくするなど、できるだけ雑音の少ない環境をつくる。
4.老人性難聴は感音性難聴によるものが多い
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.× 聴力の低下は外部からの情報量の不足を招く。その上に外部からの刺激が少なくなると、見当識障害など、精神活動の低下につながる。
2.× 高齢者は高音域が聞き取りにくくなるので、普通の音程でゆっくり、はっきりと話すようにする。
3.○ 話し声が聞き取りやすいように、できるだけ騒音の少ない環境をつくる。
4.○ 老人性難聴は内耳より中枢側の障害である感音性難聴のことが多い。また、両側性であることが多い。