常勤と非常勤、それぞれのメリット&デメリット
看護師の働き方は、大きく「常勤」と「非常勤」に二分されます。
常勤は、主にフルタイムで働く正職員を、非常勤はパートタイムで働く非正職員を指します。
転職を考えているあなたが、もしも今「常勤で働くべき?それとも非常勤?」と迷っているなら。
それぞれのメリットとデメリットは何か、今一度ここで整理してみましょう。
【常勤】安定&キャリアアップ派に◎忙しく負担大
メリット
常勤で働くメリットは、賞与や有休、育休・産休、退職金といった福利厚生を受けられることです。
賞与があることで給与は大きく跳ね上がりますし、産休や育休を取れることで、出産などでライフスタイルが変わった時も、退職せずに在籍し続けることができます。この安定感は常勤ならでは。
また、新人指導や役職の任命など、責任ある仕事を任されやすく、キャリアアップのチャンスに恵まれている点も常勤のメリットです。
デメリット
常勤で働くデメリットは、自分の時間が少なくなることです。
非常勤と違ってフルタイム勤務、休み希望は通りにくく、残業や業務時間外の勉強会がある場合も。
時間の融通がききにくいため、プライベートと仕事との両立は少々厳しいかもしれません。
また、日勤と夜勤の混合シフトをこなさなくてはならず、体力負担が大きい点もデメリットと言えます。
【非常勤】プライベート重視派に◎福利厚生は期待できない
メリット
非常勤で働くメリットは、常勤よりも働く日数や時間数が少ないため、育児や介護、趣味などのプライベートの時間を多く持てることです。
常勤に比べて残業を要求されにくく、定時で帰りやすい上、休み希望も通りやすいようです。
職場によっては、委員会活動や勉強会への参加を免除される場合もあります。
また、フルタイムで働かないため、体力負担が軽い点もメリットの1つです。
拘束時間が短いため、人間関係のトラブルにも、巻き込まれにくいでしょう。
デメリット
非常勤で働くデメリットは、常勤と比べて、福利厚生が薄いことです。
賞与はゼロか、出ても寸志程度。
手当の支給や保育施設の利用も、常勤が優遇される傾向にあります。
勤務時間数などの一定要件を満たしていなければ、社会保険にも加入できません。
配偶者の扶養に入っていなければ、保険料を給料からまかなう必要があります。
有給休暇や退職金が無い職場も多いようです。
産休や育休も取りにくいため、妊娠・出産など人生の節目を迎えた時、退職せざるを得ない可能性も。
また、役職に就くなどのキャリアアップは、ほぼ望めないと考えて良いでしょう。
常勤と比べて、非常勤は、やはり長く働く上での安定感には欠けると言えます。
常勤?非常勤?迷ったら優先順位を整理
長い目で見たら、やはり福利厚生・待遇が優遇される常勤が魅力的ですが、ライフスタイルや考え方は、状況によって変わってくるもの。
常勤と非常勤、どちらの勤務形態で働くか?その決め手は、「今の自分が何を一番優先したいか」。
でも、「育児中の私に合うのは非常勤?でも、常勤の高給与も魅力的!」など、何を一番優先すべきか、自分では判断できない場合もあります。
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