編集部セレクション
  • 公開日: 2021/1/6

施設スタッフの知識不足に看護師はどう対応すべき?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
老人ホームに勤務していると、ターミナルケアの高齢者や重度の認知症の高齢者のケアをすることがあります。嘱託医からは、「認知症の薬は、まず1種類からスタートしましょう」「夜は眠れるように、弱い睡眠導入剤から開始しましょう」と話されます。「向精神薬を飲ませれば、誤嚥性肺炎のリスクや食欲低下、便秘、様々な副作用やリスクが現れてしまう。それくらい高齢者の体は薬の吸収量が多く、排出されないで残る」と言われていました。嘱託医の話していることは、看護師は理解出来てますが、ケアマネージャーや施設管理者、介護員は理解してくれません。
介護員の離職率が今年に入り増えてしまい、ケアマネージャーや施設管理者は「医者に、認知症の程度を大袈裟に話して強い薬を増やすように看護師から言ってください」などと言われてしまいました。薬を増やすことは、虐待と同じと私は思っています。嘱託医の指示を守って行きたいと私は思っていますが、ケアマネージャーや施設管理者の意見は正しいのでしょうか?

 

施設スタッフの知識不足と看護師の対応

■間違った知識は危険

適切な薬剤の選択や量といった知識はやはり乏しいので、薬を増やせば今問題となっていることが早期に改善できる。と思っているのではないでしょうか。

暴言、わがまま?が精神薬適応なのか医師にまずは相談ですよね。
でもケアマネ、管理職の言動はドラックロックという虐待を推奨するような感じですね。

薬を増やして、何か事故を起こしたら看護師に全て責任転嫁されるのは間違いないです。

そのうち大きな事故(事件)を起こしますよ。また、その責任も被せられそうですよね。

■定期的な勉強会は必須

虐待防止については、組織で取り組んでいます。
施設勤務が初めての私にはこれ位はしょうがないんじゃない?というようなことも厳しく対応しています。
同意のないトイレ、風呂誘導はいけない。怒ってしまわれたら一旦その場を離れ時間を置き、または人を変えそれでもだめなら入らなくてもいいじゃない。と。
定期的に勉強会を開かないと、意識がうすれてしまいますね。

現在勤務している施設では虐待について勉強会を定期的に開いています。
現在の看護、介護が虐待になってないか検証しています。

■看護師が模範になるべき

適切な対応により、薬を増量しなくても落ち着いていく様子を毎回みていれば(難しいですが)、考え方は変わってくると思いますが…。

こちらの関わり方でいくらでも落ち着いて過ごしていただけますが、関わり方は具体例をあげて伝えておられるのでしょうか?

■看護師と介護士の関係改善が必要

今、介護者側と医療者側で若干対立してませんか。
介護員の、困った,どうしよう。に対して、できるだけ寄り添って解決へ導いていけば関係が良くなり話を聞いてもらえると思います。

職種が違えば見る方向も違うから患者を良く知れる。それが患者にとって一番良い援助が出来ると私は思いますし、そうでありたいと思います。

信念対立なんでしょうね
介護する側が疲弊して困るのは介護される側ですからね。どちらが正しいとは言えないんでしょうね。その都度対話が必要なんでしょうか

患者に関わる人が納得できる援助が必要だと思いますが、そのためには知識の伝達の他に彼らの思いも丁寧に聞く必要があるのではないでしょうか??

現在、アドバイスを受け入れようという体制が介護員にないため、
いくらアドバイスをしても聞き入れてくれないと思います。
それくらい固執があると認識して、まずは関係を築かないと改善しないと思います。

関連トピック:「 薬を増やすことや間違えた対応について
イラスト・なしま

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