今回は、大学院で新卒訪問看護師の研究に取り組むスタッフをご紹介します。
刺激の多い教育システム
岡田理沙は日本赤十字看護大学を卒業後、慶應義塾大学病院に7年間勤務。大学院で看護教育の研究に励もうと病院を退職し、母校の大学院へ進学した。
「ケアプロでのアルバイトを決めたのは、時間の融通がきくので大学院に通いながらでもできそうだというのが、理由なんです。もちろん訪問看護師を経験することはキャリアにもプラスになると考えましたが」と笑う岡田。
訪問看護に対する、強烈な思いがあったわけではないが、看護教育を研究テーマに掲げていたこともあって、ケアプロの若い看護師への教育システムに大いに触発されることがあったという。
研究テーマを新卒訪問看護師に
例えば、新卒訪問看護師の小瀬は現場で悩みつつも、先輩看護師に支えられて少しずつ成長している。
「一般的には、訪問看護師はベテランが担うものと考えられてきましたが、実際にこの目で新卒看護師でもできることがわかりました。ケアプロにかかわるまでは研究テーマを漠然と看護教育と掲げていましたが、今は新卒看護師を訪問看護へ導入するための道筋となるように、対象を新卒訪問看護師に絞り、調査研究を続けたいと考えています」