てんかんって何？改めておさらいするてんかん

てんかん

脳神経細胞の過剰興奮によって、痙攣などの発作性症状を繰り返す慢性疾患。「繰り返す」という点がポイントで、発作症状が1回のみの場合や、脳波異常はあっても臨床症状が見られない場合はてんかんとは診断しない。

いくつか分類があり、以下のようになっている。

【部分てんかん】

特発性

原因不明で、発病する年齢は3歳以下が多い。成人になるにつれ発病者は減る。

潜因性

脳に何かしらの原因があるが、病態が不明。

症候性

脳の先天奇形、脳腫瘍、脳血管障害などの品質性病変が原因。

【全般てんかん】

突発性

全般てんかん発作を示すが脳に損傷がなく、原因不明のもの。

症候性

早期ミオクロニー脳症など、脳に広範囲な損傷があり、その器質的な障害から二次的に起きているもの。

原因

先天奇形、頭部外傷、脳血管障害、脳炎・髄膜炎、脳腫瘍、代謝異常、周産期異常(胎児仮死、低酸素、分娩外傷など)など。